2024年9月10日 (仮訳)米国、太平洋岸北西部に産した着生地衣の新種、Leptogium siskiyouensis Stone, D. & Ruchty, A. 2008. Leptogium siskiyouensis, a new epiphytic lichen species from the Pacific Northwest of the United States. North American Fungi. Available at: https://rex.libraries.wsu.edu/esploro/outputs/journalArticle/Leptogium-siskiyouensis-a-new-epiphytic-lichen/99900617752201842 [Accessed September 10, 2024] 【R3-12057】2024/9/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国オレゴン州およびカリフォルニア州で採集された樹皮生地衣の一種を検討し、Leptogium siskiyouensisとして新種記載した。 本種は局所的な分布を示し、シスキュー山地の固有種である可能性が考えられた。 本種は裂芽が珊瑚状に分枝することなどで特徴づけられた。 USA., Oregon, Josephine County, northeast of Cave Junction (新種) Leptogium siskiyouensis D.F. Stone & Ruchty 語源…シスキュー(山地)産の(先住民の部族に対する敬意も込めての命名) 【よく似た種との区別】 Leptogium pseudofurfuraceum 本種より地衣体のサイズがずっと大きい 本種と異なり地衣体が褐色 本種と異なり地衣体表面に微細な皺をあらわす 本種と異なり裂片の葉縁が下向きに曲がる 本種と異なり地衣体下面がmallotium型である 本種と異なり裂芽の先端が窪みしばしばいくぶん扁平である 本種と異なり下皮層に毛を有することがあっても一様には分布しないという特徴を欠く 本種と髄層の構造が異なる Leptogium tacomae 本種と異なり地衣体の裂片がレタス状に立ち上がる~地衣体がクッション状になるのではなく、本種ほどロゼット状にならない 本種と裂芽の形状が異なる 本種と異なり裂芽先端が常に光沢をあらわすという特徴を欠く 本種と髄層の構造が異なる Leptogium subaridum 本種と異なり地衣体が顕著な帯黒褐色 本種と異なり地衣体表面が艶消し状 本種と異なり裂片が四角形の歯状 本種と異なり裂芽が珊瑚状ではなく分枝しないか分枝する棍棒形で深く窪み、しばしば萎んだ風船状 本種と髄層の構造が異なる