2015年11月16日 (仮訳)広葉樹のエンドファイトである分生子果不完全菌の新属Liberomycesおよび2新種 Pažoutová, S. et al., 2012. Liberomyces gen. nov. with two new species of endophytic coelomycetes from broadleaf trees. Mycologia. …. Available at: http://www.mycologia.org/content/104/1/198.short [Accessed November 15, 2015]. 【R3-02383】2015/11/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ エンドファイトの新属Liberomycesを提唱し、L. saliciphilusおよびL. macrosporusの2新種を記載した。 両種はいずれも分生子果が類球形で、不規則に裂開するか孔口からスライム状の分生子を滲出することなどで特徴づけられた。 分子系統解析で本属はクロサイワイタケ目と近縁であったが、目および科の所属は未定であった。 Czech Republic, Velký Osek, Libický luh Nature Reserve (新種) Liberomyces saliciphilus Pažoutová, M. Kolarík & Kubátová 語源…ヤナギ属を好む 【よく似た種との区別】 Liberomyces macrosporus 同所的に分布する(チェコ) 樹木のエンドファイトとして分離される Ulmus laevisを宿主とする ITSおよびnrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりAlnus glutinosa、Quercus robur、およびSalix albaが宿主として知られていない ITSおよびnrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Asteromella pistaciarum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエンドファイトではなく植物病原菌として知られている 本種より分生子殻のサイズがずっと小さい 本種と異なり分生子殻が類球形ではなく球形~卵形 本種と異なり分生子がソーセージ形ではなく桿形で直線状または稀に屈曲する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Czech Republic, Velký Osek, Libický luh Nature Reserve (新種) Liberomyces macrosporus Pažoutová, M. Kolarík & Kubátová 語源…大きな胞子の 【よく似た種との区別】 Liberomyces saliciphilus 同所的に分布する(チェコ) 樹木のエンドファイトとして分離される Ulmus laevisを宿主とする ITSおよびnrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりAlnus glutinosa、Quercus robur、およびSalix albaが宿主として知られている ITSおよびnrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Asteromella pistaciarum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエンドファイトではなく植物病原菌として知られている 本種より分生子殻のサイズがずっと小さい 本種と異なり分生子殻が類球形ではなく球形~卵形 本種と異なり分生子がソーセージ形または糸状で時に分枝する形状ではなく桿形で直線状または稀に屈曲する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される