(仮訳)Microglossum capitatum:分類および保全
Jia, L-K. & Yang, Z-L. 2025. Microglossum capitatum: taxonomy and conservation. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/66/2/66_MYC665/_pdf/-char/ja [Accessed March 21, 2025] 【R3-12632】2025/3/21投稿

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3行まとめ

Microglossum capitatumの分類学的位置を形態形質および分子系統解析により再検討した。
M. macrosporumを本種のシノニムとした一方、従来同種として扱われていたM. longisporumとは明確に異なることを示した。
熱帯雨林の減少による生息地の喪失が深刻であることから、本種がIUCN基準で絶滅危惧種に該当すると評価した。
中国雲南省景洪市

(その他掲載種)

Microglossum capitatum F.L. Tai
※本種のエピタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Microglossum longisporum
形態的に類似している(従来同種として扱われてきた)
子嚢のサイズが類似している
子嚢の形状が類似している
子嚢胞子が2型
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の形状が類似している
本種と異なりタイおよび中国の熱帯ではなく北米の亜熱帯~温帯に分布する
本種より子実体のサイズが比較的大きい
本種と異なり頭部が鈍黄色~帯褐黄色ではなく肉桂褐色
本種と異なり頭部が頭状棍棒形~頭状でなく楕円形~長楕円形
本種と異なり柄がクリーム色~帯黄色ではなく肉桂色
本種と異なり柄表面に小型の鱗片を伴う
本種と異なり子嚢において4つの大型胞子が並列し、4つの小型胞子が先端近くに位置するのではなく典型的には2つ(稀に3-4つ)の小型胞子と6つの大型胞子が先端近くに位置する