分子的特性評価によりスペインにおけるイチゴ病害アウトブレイクを引き起こす3種のNeopestalotiopsis属菌が明らかになった

López, P. et al. 2026. Molecular characterization reveals three Neopestalotiopsis species causing strawberry disease outbreaks in Spain. Frontiers in Plant Science. Available at: https://www.frontiersin.org/journals/plant-science/articles/10.3389/fpls.2026.1830265/full [Accessed May 16, 2026]
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3行まとめ
  1. スペインのイチゴ産地で分離されたペスタロチオイド菌類について形態学的検討および分子系統解析を実施した。
  2. Neopestalotiopsis rosae、N. iranensis、およびフロリダ産隠蔽種のNeopestalotiopsis属菌を同定し、スペインから報告されていたN. clavisporaが誤同定であることを示した。
  3. 3品種を用いた病原性試験では葉面接種においてのみ系統間に有意な病原性の差異が認められた。
掲載種 (2)
その他掲載種(その他掲載種)
Neopestalotiopsis rosae
Maharachchikumbura, K.D. Hyde & Crous
比較 (1)
↗
○スペインに分布する
○同じイチゴを宿主とする
○分生子が多色で頂部と基部の細胞が無色、基部から2番目が淡褐色、3番目が蜜褐色、4番目が褐色
○分生子が楕円形~紡錘形
○分生子の細胞数が5
○分生子頂部に数本、基部に1本の付属糸を有する
○コロニーが白色
○コロニーが綿毛状
○ITS+TEF+TUBに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり分生子果が同心円状に配列するのではなく群生する
✕本種と異なり分生子頂部の付属糸数が2-4(ほとんどの場合3)ではなく3-5(ほとんどの場合4)
✕本種より分生子のサイズが大きい
✕本種より分生子頂部の付属糸が有意に長い
✕本種と異なりリバースが淡黄色〜橙色ではなく白色〜淡黄色
✕ITS+TEF+TUBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
その他掲載種(その他掲載種)
Neopestalotiopsis iranensis
N. Ayoubi & Soleimani
比較 (1)
↗
○スペインに分布する
○同じイチゴを宿主とする
○分生子が多色で頂部と基部の細胞が無色、基部から2番目が淡褐色、3番目が蜜褐色、4番目が褐色
○分生子が楕円形~紡錘形
○分生子の細胞数が5
○分生子頂部に数本、基部に1本の付属糸を有する
○コロニーが白色
○コロニーが綿毛状
○ITS+TEF+TUBに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり分生子果が群生するのではなく同心円状に配列する
✕本種と異なり分生子頂部の付属糸数が3-5(ほとんどの場合4)ではなく2-4(ほとんどの場合3)
✕本種より分生子のサイズが小さい
✕本種より分生子頂部の付属糸が有意に短い
✕本種と異なりリバースが白色〜淡黄色ではなく淡黄色〜橙色
✕ITS+TEF+TUBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

※この他にNeopestalotiopsis属の一種を報告した。

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