2024年6月27日 (仮訳)韓国において土壌から分離されたAbsidia属1新種の分子同定 Lim, S-K. et al. 2024. Molecular Identification of a New Species of Absidia (Cunninghamellaceae, Mucorales) Isolated from Soil in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2024.2366047 [Accessed June 27, 2024] 【R3-11832】2024/6/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国の江原特別自治道、慶尚北道、忠清北道において植物残渣を含む土壌から分離された菌を検討し、Absidia microsporangiaとして新種記載した。 本種はITS+nrLSUに基づく分子系統解析で、Absidia属クレードにおいて独自の系統を形成した。 本種は胞子嚢柄が近縁種よりも短く、胞子嚢とコルメラのサイズが小さく、襟を常に有することなどで特徴づけられた。 韓国慶尚北道機張郡達陰山 (新種) Absidia microsporangia S.K. Lim, S.Y. Lee and H.Y. Jung 語源…小さな胞子嚢の(胞子嚢のサイズから) 【よく似た種との区別】 Absidia radiata 土壌菌である ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より胞子嚢柄が長い 本種より胞子嚢のサイズが大きい 本種と異なり襟を常に有するのではなく欠く 本種よりコルメラのサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Absidia yunnanensis 土壌菌である ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より胞子嚢柄が長い 本種より胞子嚢のサイズが大きい 本種と異なり襟を常に有するのではなく時に有する 本種よりコルメラのサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Absidia ampullacea ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より胞子嚢柄が長い 本種より胞子嚢のサイズが大きい 本種と異なり襟を常に有するのではなく欠く 本種よりコルメラのサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される