2023年2月1日 (仮訳)特筆すべき属、Leptoporusの分子系統分類および中国南東部産の1新種の記載 Liu, S. et al., 2023. Molecular phylogeny and taxonomy of the remarkable genus Leptoporus (Polyporales, Basidiomycota) with description of a new species from Southwest China. Frontiers in Cellular and Infection Microbiology. Available at: https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fcimb.2022.1116035/ [Accessed February 1, 2023] 【R3-10296】2023/2/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Leptoporus属の分子系統学的研究を実施した。 また、中国の四川省およびチベット自治区で採集された菌を検討し、L. submollisとして新種記載した。 本種は傘が淡い帯ワイン色~淡い帯赤色で孔口が円形~角張り、担子胞子が長楕円形~円筒形であることなどで特徴づけられた。 中国四川省涼山イ族自治州塩源県 (新種) Leptoporus submollis B.K. Cui & Shun Liu 語源…Leptoporus mollis類似の 【よく似た種との区別】 Leptoporus mollis(オオシミタケ) 中国に分布する 同じマツ科樹木に発生する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体が一年生 子実体が新鮮時柔軟~コルク質 菌糸構成が1菌糸型 生殖菌糸に単純隔壁を有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本、ベラルーシ、フィンランド、ロシア、米国における分布が知られている 本種と異なりマツ属およびモミ属ではなくトウヒ属樹木などに発生する 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より肉の生殖菌糸の幅が狭い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される