ボニリア目の分子系統およびApiorhynchostoma、Endoxyla、Pseudovalsariaの分類の評価

Untereiner, WA. et al., 2013. Molecular phylogeny of Boliniales (Sordariomycetes) with an assessment of the systematics of Apiorhynchostoma, Endoxyla and Pseudovalsaria. Mycologia. …. Available at: http://www.mycologia.org/content/105/3/564.short [Accessed May 5, 2015].
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3行まとめ
  1. Apiorhynchostoma、Endoxyla、Pseudovalsariaの3属を培養性状、形態、分子に基づき再検討し、これらの属がボニリア目に属することを確かめた。
  2. ボニリア科の概念の修正およびEndoxyla mallochiiの新種記載を行い、Apiorhynchostoma trabicolaをA. altipetumのシノニムとした。
  3. また、Endoxyla occultaなど3つの新組み合わせを提唱し、ボニリア科の属レベルの検索表およびApiocamaropsなど3属の検索表を掲載した。
掲載種 (13)
NEW(新種)
Endoxyla mallochii
Unter., A. Carter & Réblová
語源…カナダの菌学者、David Malloch氏に献名
📍Canada, Prince Edward Island, Queens County, Fort Amherst Park地図で開く ↗
比較 (2)
↗
○カナダおよびチェコに分布する
○子嚢胞子の小さい細胞が無色(ただし本種にはこの細胞を欠くものもある)
○子嚢胞子の大きい細胞が褐色
○子嚢胞子に1隔壁を有する
○子嚢胞子の有色の部位に隔壁を有さない
○子嚢胞子の頂部に発芽孔を有する
✕本種と異なりカナダ、チェコ、ウクライナではなくカナダ、チェコ、ドイツ、スウェーデンに分布する
✕本種より子嚢が短い
✕本種と異なり子嚢が円筒形でない
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
✕本種と異なり子嚢胞子が楕円形・不等辺の楕円形・三日月状ではなく類ソーセージ形
↗
○子嚢胞子の小さい細胞が無色(ただし本種にはこの細胞を欠くものもある)
○子嚢胞子の大きい細胞が褐色
○子嚢胞子に1隔壁を有する
○子嚢胞子の有色の部位に隔壁を有さない
○子嚢胞子の頂部に発芽孔を有する
✕本種と異なりカナダ、チェコ、ウクライナではなく米国に分布する
✕本種より子嚢が短い
✕本種と異なり子嚢が円筒形でない
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
✕本種と異なり子嚢胞子が楕円形・不等辺の楕円形・三日月状ではなく楕円状円筒形
その他掲載種(その他掲載種)
Apiorhynchostoma altipetum
(Peck) Rappaz
※Apiorhynchostoma trabicolaを本種のシノニムとした。
比較 (4)
↗
○同所的に分布する(スウェーデン)
○同一の基質に発生することがある
↗
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
✕本種ほど子嚢胞子の隔壁が中央部に生じない
✕本種と異なり子嚢胞子に無色の帽を有する
↗
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
↗
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
その他掲載種(その他掲載種)
Apiorhynchostoma curreyi
(Rabenh.) E. Müll.
比較 (2)
↗
○ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
その他掲載種(その他掲載種)
Apiorhynchostoma tumulatum
(Cooke) Sivan.
比較 (2)
↗
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
↗
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
その他掲載種(その他掲載種)
Endoxyla macrostoma↗
Fuckel
比較 (2)
↗
○子嚢胞子に無色の部分を含む
○子嚢胞子の有色の部位に隔壁を有さない
✕本種と異なりカナダ、チェコ、ドイツ、スウェーデンではなく米国に分布する
✕本種より子嚢胞子が長い
✕本種と異なり子嚢胞子が楕円状円筒形ではなく類ソーセージ形
↗
○カナダおよびチェコに分布する
○子嚢胞子の小さい細胞が無色(ただし当該種にはこの細胞を欠くものもある)
○子嚢胞子の大きい細胞が褐色
○子嚢胞子に1隔壁を有する
○子嚢胞子の有色の部位に隔壁を有さない
○子嚢胞子の頂部に発芽孔を有する
○ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりカナダ、チェコ、ドイツ、スウェーデンではなくカナダ、チェコ、ウクライナに分布する
✕本種より子嚢が長い
✕本種と異なり子嚢が円筒形
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
✕本種と異なり子嚢胞子が類ソーセージ形ではなく楕円形・不等辺の楕円形・三日月状
✕ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
その他掲載種(その他掲載種)
Endoxyla munkii↗
Unter.
比較 (3)
↗
○子嚢胞子の有色の部位に隔壁を有する
✕本種と異なりフィンランド、ロシア、スウェーデン、米国ではなくチェコに分布する
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
↗
○Scotiosphaeria endoxylinaeと関係を有する
○子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
✕本種と異なり子嚢胞子に無色の部分を欠く
↗
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
✕本種より子嚢胞子の隔壁が中央部に生じる
✕本種と異なり子嚢胞子に無色の帽を欠く
COMB(新組み合わせ)
Endoxyla occulta
(Réblová) Unter. & Réblová
旧名:Apiorhynchostoma occultum Réblová
比較 (1)
↗
○子嚢胞子の有色の部位に隔壁を有する
✕本種と異なりチェコではなくフィンランド、ロシア、スウェーデン、米国に分布する
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
その他掲載種(その他掲載種)
Endoxyla operculata↗
(Alb. & Schwein.) Sacc.
その他掲載種(その他掲載種)
Endoxyla parallela↗
(Fr.: Fr.) Sacc.
比較 (2)
↗
○Scotiosphaeria endoxylinaeと関係を有する
○子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
✕本種と異なり子嚢胞子に無色の部分を有する
↗
○形態的に類似している(識別困難とされたことがある)
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
✕本種と異なり子嚢胞子に発芽孔を欠く
その他掲載種(その他掲載種)
Endoxyla xanthostroma
Unter.
比較 (2)
↗
○子嚢胞子に無色の部分を含む
○子嚢胞子の有色の部位に隔壁を有さない
✕本種と異なり米国ではなくカナダ、チェコ、ドイツ、スウェーデンに分布する
✕本種より子嚢胞子が短い
✕本種と異なり子嚢胞子が類ソーセージ形ではなく楕円状円筒形
↗
○子嚢胞子の小さい細胞が無色(ただし本種にはこの細胞を欠くものもある)
○子嚢胞子の大きい細胞が褐色
○子嚢胞子に1隔壁を有する
○子嚢胞子の有色の部位に隔壁を有さない
○子嚢胞子の頂部に発芽孔を有する
✕本種と異なり米国ではなくカナダ、チェコ、ウクライナに分布する
✕本種より子嚢が長い
✕本種と異なり子嚢が円筒形
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
✕本種と異なり子嚢胞子が楕円状円筒形ではなく楕円形・不等辺の楕円形・三日月状
その他掲載種(その他掲載種)
Pseudovalsaria ferruginea↗
(Nitschke) Rappaz
比較 (1)
↗
○ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Endoxylina luteobasis
(Ellis) Unter. & Réblová
旧名:Endoxyla luteobasis (Ellis) M.E. Barr(基礎異名はSphaeria luteobasis Ellis)
比較 (1)
↗
○形態的に類似している(識別困難とされたことがある)
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
✕本種と異なり子嚢胞子に発芽孔を有する
COMB(新組み合わせ)
Jobellisia peckii
(Howe) Unter. & Réblová
旧名:Pseudovalsaria peckii (Howe) M.E. Barr(基礎異名はValsa peckii Howe)
比較 (1)
↗
○腐朽材に発生する
○形態的に類似している
✕本種と異なり北米ではなく新熱帯に分布する
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