2024年11月5日 (仮訳)形態および系統解析により明らかになった中国雲南省産のPhaeoclavulina属のラマリオイドの1新種 Zheng, D-G. et al. 2024. Morphology and phylogeny reveal a new ramarioid species of Phaeoclavulina (Gomphaceae, Basidiomycota) from Yunnan Province, China. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.670.2.3 [Accessed November 5, 2024] 【R3-12223】2024/11/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省で採集された菌を検討し、Phaeoclavulina yunnanensisとして新種記載した。 本種はコナラ属樹木の周囲地上に発生し、子実体が淡黄色~帯赤黄色で、担子胞子の刺が截断状で火山のような形をしていることなどで特徴づけられた。 本種はITS+nrLSU領域の分子系統解析で独自の系統を形成した。 中国雲南省曲靖市曲靖師範学院 (新種) Phaeoclavulina yunnanensis W.H. Lu., D.G. Zheng., Karun. & Tibpromma. 語源…雲南産の 【よく似た種との区別】 Phaeoclavulina carovinacea ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体の枝の接合部が淡黄色~帯赤黄色でない 本種と異なり子実体の基部が淡黄色でない 本種より柄の最大長が短い 本種より担子器のサイズが大きい 本種より菌糸の枝の幅が広い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phaeoclavulina jilinensis 中国に分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体が淡黄色~帯赤黄色でない 本種と異なり子実体が多分岐し刺が鈍頭で鋭いという特徴を欠く 本種と異なり子実体の枝頂部表面がゼラチン質という特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子表面が疣状でない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される