2024年10月25日 (仮訳)形態および系統解析により明らかになった中国雲南省産のPapiliomyces属1新種 Chen, Y. et al. 2024. Morphology and Phylogeny Reveal A New Species Of Papiliomyces (Clavicipiteae, Hypocreales) From Yunnan, China. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.644.2.5 [Accessed October 25, 2024] 【R3-12192】2024/10/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において地中に埋もれたコウモリガ科の幼虫に発生した菌を検討し、Papiliomyces albostromaticusとして新種記載した。 本種は子座が白色~帯灰白色であることなどで特徴づけられ、6遺伝子に基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。 本種と類似種の子座、結実部、子嚢殻、子嚢、子嚢胞子、分生子柄、分生子の形態形質比較表を掲載した。 中国雲南省曲靖市沾益県徳沢郷 (新種) Papiliomyces albostromaticus Hong Yu bis, Y. Chen & T. Sun 語源…白色の子座の 【よく似た種との区別】 Papiliomyces shibinensis 昆虫病原菌である 子座が宿主の頭部から生じる ITS+nrSSU+nrLSU+tef-1α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子座が白色~帯灰白色ではなく白色~淡黄色 本種より結実部が長い 本種より子嚢殻のサイズが大きい 本種ほど子嚢殻の形状が細長くない 本種よりフィアライドの最大長が長い ITS+nrSSU+nrLSU+tef-1α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliomyces longiclavatus ITS+nrSSU+nrLSU+tef-1α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子座が白色~帯灰白色ではなく灰色~淡黄色 本種より結実部が長い 本種より子嚢殻のサイズが大きい 本種ほど子嚢殻の形状が細長くない 本種よりフィアライドが長い ITS+nrSSU+nrLSU+tef-1α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Papiliomyces puniceum ITS+nrSSU+nrLSU+tef-1α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子座が白色~帯灰白色ではなく赤色 本種よりフィアライドが短い ITS+nrSSU+nrLSU+tef-1α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される