2024年7月14日 (仮訳)新種Mrakia fibulata:温帯および寒冷環境から分離された耐冷性酵母の新種 Yurkov, AM., Sannino, C. & Turchetti, B. 2019. Mrakia fibulata sp. nov., a psychrotolerant yeast from temperate and cold habitats. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s10482-019-01359-4 [Accessed July 14, 2024] 【R3-11883】2024/7/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ドイツとイタリアにおいて樹液と氷河融水からそれぞれ得られた酵母の一種を検討し、Mrakia fibulataとして新種記載した。 本種は同属他種と異なり20℃以上で生育可能であり、クランプを有する真の菌糸を形成することなどで特徴づけられた。 また、パーシモニーネットワーク解析の結果、本新種の系統的位置に加え、M. hoshinonisの新たな地理的分布や以前の誤同定の可能性についても明らかになった。 Braunschweig, Lower Saxony, Germany (新種) Mrakia fibulata A.M. Yurkov & B. Turchetti 語源…クランプの 【よく似た種との区別】 Mrakia aquatica ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり菌糸にクランプを有するという特徴を欠く 本種と異なりD-リボースを資化可能 本種と異なりイヌリン、L-ラムノース、myo-イノシトール、N-アセチル-D-グルコサミン、リビトール、コハク酸を資化不能 本種と異なり20°C以上で生育不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mrakia hoshinonis ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりドイツ、イタリアではなくカナダ、アイスランドなどに分布する 本種と異なり菌糸にクランプを有するという特徴を欠く 本種と異なりD-リボースを資化可能 本種と異なりイヌリン、L-ラムノース、myo-イノシトール、N-アセチル-D-グルコサミン、リビトール、コハク酸を資化不能 本種と異なり20°C以上で生育不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mrakia niccombsii ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり菌糸にクランプを有するという特徴を欠く 本種と異なりD-リボースを資化可能 本種と異なりイヌリン、L-ラムノース、myo-イノシトール、N-アセチル-D-グルコサミン、リビトール、コハク酸を資化不能 本種と異なり20°C以上で生育不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される