2014年12月28日 (仮訳)ニュージーランドの天然林およびキウイフルーツの果樹園に産した新種Neobulgaria albaおよびそのPhialophora属類似アナモルフ Johnston, PR., Park, D. & Manning, MA., 2010. Neobulgaria alba sp. nov. and its Phialophora-like anamorph in native forests and kiwifruit orchards in New Zealand. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000113/00000001/art00046 [Accessed December 27, 2014]. 【R3-01413】2014/12/28投稿 ※WordPressの記事名の制約から、本記事名のタイトルは”and”を”&”に変更しています。 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランドで果樹園のキウイフルーツの蔓に腐朽および変色を起こす病原菌を分離、検討した。 そのうちPhialophora属類似の菌が天然林に発生するNeobulgaria属菌の一種と同一であることを示し、N. albaとして新種記載した。 また、キウイフルーツから分離されたその他の菌の塩基配列はCadophora luteoolivacea、Mollisia dextrinosporaなどと一致した。 New Zealand, vic. Ruatahuna, Tarapounamu, ridge towards Mangapae on western side of road (新種) Neobulgaria alba P.R. Johnst., D.C. Park & M.A. Manning 語源…白い(培養下のコロニーの色から) 【よく似た種との区別】 Neobulgaria pura(ニカワチャワンタケ) LSU+5.8S+SSUに基づく分子系統解析で近縁(同じAscocoryneクレードに含まれる) 本種と異なりニュージーランドではなく北半球温帯に分布する 本種と異なり子嚢盤が褐色でない 本種と子嚢胞子のサイズが異なる LSU+5.8S+SSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される