(仮訳)中国広東省においてコミノクロツグに発生したボトリオスフェリア科の新種、Neodeightonia arengae
Xiong, Y. et al. 2022. Neodeightonia arengae sp. nov., Botryosphaeriaceous taxa on Arenga tremula (Arecaceae) from Guangdong, China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.530.2.1 [Accessed November 6, 2024] 【R3-12226】2024/11/6投稿

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3行まとめ

中国広東省においてコミノクロツグに発生した腐生菌の一種を検討し、Neodeightonia arengaeとして新種記載した。
本種は枯れ葉に発生し、有性世代は認められず、分生子は無色類球形~楕円形で油滴を含み無隔壁、病原性は不明であった。
コミノクロツグからのボトリオスフェリア科菌類の報告は初となった。
中国広東省広州市華南植物園

(新種)

Neodeightonia arengae Y.R. Xiong, Manawas., K.D. Hyde & Z.Y. Dong
語源…クロツグ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neodeightonia palmicola
ITS+nrLSU+nrSSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子が無色ではなく初め無色で成熟すると肉桂色~セピア色になる
本種と異なり分生子基部が時に截断状に見える
本種と異なり分生子に油滴を有するのではなく欠く
本種と異なり分生子に隔壁を欠くのではなく成熟時1隔壁を有する
ITS+nrLSU+nrSSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Neodeightonia planchoniae
ITS+nrLSU+nrSSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり有性世代が知られている
ITS+nrLSU+nrSSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される