(仮訳)キャッサバグリーンマイトの病原菌である新種Neozygites tanajoae
Delalibera, I. Jr., Hajek, AE. & Humber, RA. 2004. Neozygites tanajoae sp. nov., a pathogen of the cassava green mite. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15572536.2005.11832900?journalCode=umyc20 [Accessed August 5, 2021] 【R3-08661】2021/8/5投稿

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3行まとめ

ブラジルおよびベナンにおいて害虫のキャッサバグリーンマイトに生じた菌を検討し、Neozygites tanajoaeとして新種記載した。
本種はアフリカにおいて生物的防除に用いられ、同じダニ寄生菌のN. floridanaと同一視されてきたが別種であることが示されていた。
両種は宿主範囲、栄養要求性、耐冷性、特定の凍結保存技術に対する耐性、nrSSU配列などが異なっていた。
Brazil, Bahia, Cruz das Almas

(新種)

Neozygites tanajoae Delalibera, Humber & A.E. Hajek
語源…Mononychellus tanajoa
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neozygites floridana
同じダニ寄生菌である
宿主に病原性を有する
一次分生子のサイズの範囲が重なる
毛細管胞子柄のサイズの範囲が重なる
毛細管胞子のサイズの範囲が重なる
休眠胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なりブラジルおよびベナンではなく米国、スイス、コロンビアなどに分布する
本種と異なりMononychellus tanajoaではなくTetranychus urticaeEutetranychus banksiOligonychus gossypiiなどを宿主とする
本種よりin vitroでの菌体が長い
本種と異なり限られた数の培地でのみ生育するのではなく、無血清培地を含む多様な培地で生育可能
本種と異なり4°Cでのin vitro培養における生存期間が4日ではなく47日
本種と異なり5%グリセロールでの凍結保存が可能
本種と異なり1%トレハロース+2%DMSOでの凍結保存が不可能
nrSSUの塩基配列が異なる