2016年3月23日 (仮訳)オランダ産の新規および興味深いラブルベニア目菌類 Haelewaters, D., Vorst, O. & De Kesel, A., 2014. New and interesting Laboulbeniales (Fungi, Ascomycota) from the Netherlands. Nova Hedwigia. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2014/00000098/f0020001/art00008 [Accessed March 22, 2016]. 【R3-02767】2016/03/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オランダにおいてBibloporus bicolorに発生したラブルベニア菌の一種を検討し、Bordea denotataとして新種記載した。 また、その他にオランダ新産種としてBotryandromyces heteroceriなど12種を報告した。 Monoicomyces属菌の新規宿主としてAcrotona pseudoteneraを報告した。 Haren, Harener Wildernis, Groningen (新種) Bordea denotata Haelew. & De Kesel 語源…印のある(細胞VI基部の隔壁様の模様から) 【よく似た種との区別】 Bordea strangulata 同じヤマトキカワアリヅカムシ属昆虫を宿主とする 本種より菌体のサイズが大きい 本種と異なり細胞VIが隔壁II-VIの上で不完全ではなく完全に狭窄する Bordea spinigera 本種と異なり子嚢殻の横方向の条線が外壁細胞の1段目と2段目の両方ではなく1段目のみに生じる 本種より”antheridial venter”が比較的短い 本種と異なり付属糸の基部細胞からその上の細胞の間に横方向ではなく顕著に対角線状の隔壁を有する 本種と異なり細胞VIに”cytoplasmatic stricture”を欠く 本種と異なり細胞VIに隔壁様の模様を欠く Bordea platensis 本種と異なり菌体が明瞭な膝折状 本種と異なり子嚢殻の後方縁部が凸形 本種と異なり子嚢殻の頂部に乳頭突起を欠く 本種より造精器が短い 本種より造精器の”efferent tube”ががっしりとしている 本種と異なり細胞VIの基部が特殊でない (オランダ新産種) Botryandromyces heteroceri (Maire) I.I. Tav. & T. Majewski (オランダ新産種) Chaetarthriomyces crassappendicatus Scheloske (オランダ新産種) Cryptandromyces elegans (Maire) W. Rossi & Castaldo (オランダ新産種) Ecteinomyces trichopterophilus Thaxt. (オランダ新産種) Kainomyces rehmanii T. Majewski (オランダ新産種) Laboulbenia fennica Huldén (オランダ新産種) Laboulbenia inflata Thaxt. (オランダ新産種) Laboulbenia luxurians Peyr. (オランダ新産種) Laboulbenia philonthi Thaxt. 【よく似た種との区別】 Laboulbenia barbara 形態的に類似している(同種とする意見がある) 本種と付属糸の分枝様式が異なる 本種と付属糸の細胞の間にある暗色隔壁の有無が異なる (オランダ新産種) Monoicomyces britannicus Thaxt. 【よく似た種との区別】 Monoicomyces homalotae 形態的に類似している(同種とする意見がある) 本種と一次付属糸の基部細胞の色が異なる 本種と一次付属糸の基部細胞の形状が異なる (オランダ新産種) Monoicomyces myllaenae Santam. (オランダ新産種) Siemaszkoa fennica Huldén