2020年10月8日 （仮訳）ロシア北西部、アルハンゲリスク州産の地衣類および関連する菌類の新産種および稀産種 Tarasova, VN. et al., 2020. New and rare lichens and allied fungi from Arkhangelsk region, North-West Russia. Folia Cryptogamica Estonica. Available at: https://doi.org/10.12697/fce.2020.57.10 [Accessed October 8, 2020] 【R3-07756】2020/10/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ アルハンゲリスク州産地衣類の最初のチェックリストを作成し、31の地衣類、12の地衣生菌類、5つの非地衣類を同州から初めて報告した。 そのうちMicarea fallaxをロシア新産種、M. laetaおよびM. pusillaをヨーロッパロシア新産種としてそれぞれ報告した。 また、Nephromopsis laureriはロシア連邦のレッドデータブック掲載種、Leptogium rivulareはIUCNレッドリスト掲載種であった。 （アルハンゲリスク州新産種） Abrothallus bertianus De Not. （アルハンゲリスク州新産種） Bachmanniomyces punctum (A. Massal.) Diederich & Pino-Bodas （アルハンゲリスク州新産種） Biatora vacciniicola (Tønsberg) Printzen （アルハンゲリスク州新産種） Biatora vernalis (L.) Fr. （アルハンゲリスク州新産種） Chaenotheca gracillima (Vain.) Tibell （アルハンゲリスク州新産種） Chaenotheca sphaerocephala Nádv. （その他掲載種） Chaenotheca phaeocephala (Turner) Th. Fr. （アルハンゲリスク州新産種） Chaenotheca xyloxena Nádv. （その他掲載種） Chaenothecopsis fennica (Laurila) Tibell （アルハンゲリスク州新産種） Chaenothecopsis rubescens Vain. （その他掲載種） Endococcus propinquus (Körb.) D. Hawksw. （その他掲載種） Epicladonia sandstedei (Zopf) D. Hawksw. （アルハンゲリスク州新産種） Heterocephalacria physciacearum (Diederich) Millanes & Wedin （アルハンゲリスク州新産種） Lecanactis abietina (Ehrh. ex Ach.) Körb. （アルハンゲリスク州新産種） Leptogium rivulare (Ach.) Mont. （その他掲載種） Lichenodiplis lecanorae (Vouaux) Dyko & D. Hawksw. （その他掲載種） Lichenosticta alcicornaria (Linds.) D. Hawksw. （アルハンゲリスク州新産種） Lichenostigma maureri Hafellner （アルハンゲリスク州新産種） Melanelixia subaurifera (Nyl.) O. Blanco, A. Crespo, Divakar, Essl., D. Hawksw. & Lumbsch （アルハンゲリスク州新産種） Melanohalea exasperata (De Not.) O. Blanco, A. Crespo, Divakar, Essl., D. Hawksw. & Lumbsch （アルハンゲリスク州新産種） Micarea botryoides (Nyl.) Coppins （アルハンゲリスク州新産種） Micarea contexta Hedl. （アルハンゲリスク州新産種） Micarea elachista (Körb.) Coppins & R. Sant. （ロシア新産種） Micarea fallax Launis & Myllys 【よく似た種との区別】 Micarea prasina ロシアに分布する 形態的に非常に類似している 地衣成分として”micareic acid”を含む 本種と異なり樹皮に生じる傾向があるという特徴を欠く 本種と異なり（樹上生の場合）地衣体の発達が乏しいという特徴を欠く 本種と子実層の結晶の有無が異なる Micarea laeta ロシアに分布する 形態的に非常に類似している 地衣体に結晶を含む 子実層に結晶を含む 本種と異なり地衣成分として”methoxymicareic acid”を含む 本種と異なり地衣成分として”micareic acid”を欠く （その他掲載種） Micarea globulosella (Nyl.) Coppins タマイボゴケ （アルハンゲリスク州新産種） Micarea hedlundii Coppins （ヨーロッパロシア新産種） Micarea laeta Launis & Myllys 【よく似た種との区別】 Micarea fallax ロシアに分布する 形態的に非常に類似している 地衣体に結晶を含む 子実層に結晶を含む 本種と異なり地衣成分として”micareic acid”を含む 本種と異なり地衣成分として”methoxymicareic acid”を欠く Micarea byssacea 地衣体に結晶を含む 子実層に結晶を含む 本種と異なり子器に通常”Sedifolia-grey”色素を含む Micarea microareolata ロシアに分布する 地衣体に結晶を含む 子実層に結晶を含む 本種と異なり地衣体が小区画状 本種より子嚢胞子の幅が狭い （アルハンゲリスク州新産種） Micarea prasina Fr. 【よく似た種との区別】 Micarea fallax ロシアに分布する 形態的に非常に類似している 地衣成分として”micareic acid”を含む 本種と異なり樹皮に生じる傾向がある 本種と異なり（樹上生の場合）地衣体の発達が乏しい 本種と子実層の結晶の有無が異なる （アルハンゲリスク州新産種） Micarea microareolata Launis, Pykälä & Myllys 【よく似た種との区別】 Micarea laeta ロシアに分布する 地衣体に結晶を含む 子実層に結晶を含む 本種と異なり地衣体が小区画状でない 本種より子嚢胞子の幅が広い （その他掲載種） Micarea peliocarpa (Anzi) Coppins （ヨーロッパロシア新産種） Micarea pusilla Launis, Malíček & Myllys （アルハンゲリスク州新産種） Micarea tomentosa Czarnota & Coppins （アルハンゲリスク州新産種） Microcalicium ahlneri Tibell （アルハンゲリスク州新産種） Nephroma helveticum Ach. ウラミゴケモドキ （アルハンゲリスク州新産種） Nephromopsis laureri (Kremp.) Kurok. （アルハンゲリスク州新産種） Nigropuncta rugulosa D. Hawksw. （その他掲載種） Peltigera elisabethae Gyeln. （アルハンゲリスク州新産種） Pertusaria coccodes (Ach.) Nyl. （アルハンゲリスク州新産種） Phaeocalicium praecedens (Nyl.) A.F.W. Schmidt （アルハンゲリスク州新産種） Protothelenella leucothelia (Nyl.) H. Mayrhofer & Poelt （その他掲載種） Pseudopyrenidium tartaricola (Linds.) Nav.-Ros., Zhurb. & Cl. Roux （アルハンゲリスク州新産種） Psoroglaena dictyospora (Orange) H. Harada （アルハンゲリスク州新産種） Ramalina obtusata (Arnold) Bitter （アルハンゲリスク州新産種） Spirographa fusisporella (Nyl.) Zahlbr. （その他掲載種） Steinia geophana (Nyl.) Stein （アルハンゲリスク州新産種） Stenocybe major Nyl. ex Körb. クギゴケ （アルハンゲリスク州新産種） Tremella hypogymniae Diederich & M.S. Christ. （その他掲載種） Tuckermannopsis ciliaris (Ach.) Gyeln.