2022年5月25日 (仮訳)Pallidogramme属地衣のインドにおける新規分布記録と全世界の種の検索表の改訂 Ingle, KK. et al., 2022. New distributional records of Pallidogramme (lichenized ascomycota) from India with updated world key. Feddes Repertorium. Available at: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/fedr.202200006 [Accessed May 25, 2022] 【R3-09539】2022/5/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド新産種としてアッサム州およびマニプル州で採集されたPallidogramme chapadanaを報告した。 また、西ベンガル州から知られていたP. bengalensisをアッサム州およびマニプル州から報告し、マニプル州およびシッキム州から知られていたP. chrysenteronをアッサム州、ナガランド州、およびマニプル州ウクルル地区から初めて報告した。 本属の全既知種の検索表を掲載した。 (インド新産種) Pallidogramme chapadana (Redinger) Staiger, Kalb & Lücking 【よく似た種との区別】 Pallidogramme chlorocarpoides(セスジシロモジゴケ) 子嚢胞子が石垣状 果殻の構造が類似している 地衣成分が類似している 本種と異なり果托の縁が顕著な円鋸歯状 本種と異なり子実層が透明ではなく顆粒が散在する 本種と異なり子嚢胞子にハロを欠く Pallidogramme chrysenteron インドに分布する 子嚢胞子が石垣状 果殻の構造が類似している 地衣成分が類似している 本種と異なり子実層が透明ではなく顆粒が散在する 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Pallidogramme commutabilis 子実層が透明 子嚢胞子が石垣状 果殻の形態が類似している 本種より子嚢胞子の最大長が長い 本種と異なり地衣成分を欠く Pallidogramme canarensis 子実層が透明 子嚢胞子が石垣状 本種より子嚢胞子の最大長が長い 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を欠く (アッサム州、マニプル州新産種) Pallidogramme bengalense B.O. Sharma & Khadilkar ※論文中ではP. bengalensisと表記されている 【よく似た種との区別】 Pallidogramme awasthii 子実層に顆粒が散在する 子嚢が8胞子性 子嚢胞子が石垣状 地衣成分を欠く 本種と異なりI+帯赤褐色である 本種より子嚢胞子のサイズが大きい (アッサム州、ナガランド州、ウクルル地区新産種) Pallidogramme chrysenteron (Montagne) Staiger, Kalb & Lücking 【よく似た種との区別】 Pallidogramme chapadana インドに分布する 子嚢胞子が石垣状 果殻の構造が類似している 地衣成分が類似している 本種と異なり子実層が顆粒が散在するのではなく透明 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Pallidogramme montiscalvi 子嚢が8胞子性 子実層に顆粒が散在する 子嚢胞子が石垣状 地衣成分としてスチクチン酸およびコンスチクチン酸を含む 本種と異なり地衣体が帯黄褐色ではなく類白色 本種より子嚢胞子のサイズが小さい