2021年2月14日 (仮訳)シベリア南部の山地林における地衣類の新記録 Urbanavichen, I., Palice, Z. & Urbanavichus, G. 2018. New lichen records from the mountain forests of Southern Siberia. Turczaninowia. Available at: http://turczaninowia.asu.ru/article/view/4403 [Accessed February 14, 2021] 【R3-08144】2021/2/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ シベリア南部の山地針葉樹林における調査で採集された地衣類を報告した。 14種が調査地における新産種であり、そのうちBiatorella flavellaはロシア、Ropalospora viridisはアジアにおける新産種であった。 その他の種はシベリア南部、バイカル・シベリア、クラスノヤルスク州、ブリヤート共和国のいずれかにおける新産種であった。 (バイカル・シベリア新産種) Absconditella annexa (Arnold) Vězda (ロシア新産種) Biatorella flavella (Nyl.) Lettau 【よく似た種との区別】 Thelocarpon spp. 子器が明るい黄緑色 子器に粉霜を伴う 本種ほど子器が扁平でない (バイカル・シベリア新産種) Bryobilimbia sanguineoatra (Wulfen) Fryday, Printzen & S. Ekman 【よく似た種との区別】 Bryobilimbia hypnorum 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0ではなくしばしば1 (シベリア新産種) Bryoria vrangiana (Gyeln.) Brodo & D. Hawksw. (バイカル・シベリア、クラスノヤルスク州新産種) Caloplaca sorocarpa (Vain.) Zahlbr. 【よく似た種との区別】 Caloplaca ulcerosa 粉芽塊が地衣体の上に顕著に隆起する 本種と異なり粉芽塊が円形ではなく窪む Caloplaca obscurella 粉芽塊が地衣体の上に顕著に隆起する 本種と異なり粉芽塊が円形ではなく窪む (シベリア南部新産種) Chaenotheca subroscida (Eitner) Zahlbr. 【よく似た種との区別】 Chaenotheca phaocephala 外観がほぼ同一 本種と異なり地衣体が帯褐緑色 本種と異なり地衣体が小鱗片状または鱗片状 本種と異なり子器の全長が中心生の柄の幅の6-15倍である 本種より子器の柄ががっしりとしている (シベリア新産種) Dictyocatenulata alba Finley & E.F. Morris (シベリア新産種) Elixia flexella (Ach.) Lumbsch (シベリア南部新産種) Fuscidea arboricola Coppins & Tønsberg (シベリア新産種) Lecanora compallens Herk & Aptroot (シベリア新産種) Micarea soralifera B. Guzow-Krzemińska, P. Czarnota, A. Łubek & M. Kukwa (ブリヤート共和国新産種) Pilophorus strumaticus Nyl. ex Cromb. (バイカル・シベリア新産種) Protothelenella sphinctrinoidella (Nyl.) H. Mayrhofer & Poelt 【よく似た種との区別】 Protothelenella sphinctrinoides 本種と異なり被子器が部分的に埋生する 本種より被子器のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が石垣状 (アジア新産種) Ropalospora viridis (Tønsberg) Tønsberg 【よく似た種との区別】 Fuscidea arboricola 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む Fuscidea pusilla 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり地衣成分としてジバリカト酸を含む