2019年3月24日 (仮訳)ロシア、スヴェルドロフスク州におけるハラタケ類の新記録 Shiryaeva, OS. 2018. New records of agaricoid fungi from Sverdlovsk Region, Russia. Botanica. Available at: https://www.researchgate.net/publication/331807189_New_records_of_agaricoid_fungi_from_Sverdlovsk_Region_Russia [Accessed March 24, 2019] 【R3-06063】2019/3/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシア、スヴェルドロフスク州から10種のハラタケ類を新産種として報告した。 そのうちCrepidotus crocophyllusなど5種をウラル新産種、Pleurotus eryngiiを西シベリア平原新産種として報告した。 各種についてウラル山脈および隣接する平原地域における分布を記述した。 (ウラル山脈、スヴェルドロフスク州新産種) Crepidotus crocophyllus (Berk.) Sacc. (ウラル山脈、スヴェルドロフスク州新産種) Mycena picta (Fr.) Harmaja アリノカサタケ (西シベリア平原、スヴェルドロフスク州新産種) Pleurotus eryngii (DC.) Quél. エリンギ 【よく似た種との区別】 Pleurotus nebrodensis 同じPleurotus eryngii複合種に含まれる 肉眼的形態が非常に類似している Pleurotus ferulaginis 同じPleurotus eryngii複合種に含まれる ヨーロッパに分布する 肉眼的形態が非常に類似している 本種と異なり南欧~中欧からアジアまで分布するのではなくスロベニア、イタリア北東部、ハンガリーに限って分布する 本種より担子胞子の幅が狭い (スヴェルドロフスク州新産種) Pluteus fenzlii (Schulzer) Corriol & P.-A. Moreau 【よく似た種との区別】 Pluteus leoninus(ベニヒダタケ) 本種とつばの有無が異なる (スヴェルドロフスク州新産種) Psathyrella ammophila (Durieu & Lév.) P.D. Orton スナジクズタケ (スヴェルドロフスク州新産種) Russula aurea Pers. ニシキタケ (スヴェルドロフスク州新産種) Volvariella bombycina (Schaeff.) Singer キヌオオフクロタケ (ウラル山脈、スヴェルドロフスク州新産種) Volvariella caesiotincta P.D. Orton 【よく似た種との区別】 Volvariella murinella ロシアに分布する 子実体の形態がほぼ同一 本種と異なり縁シスチジアの基部がしばしば急に細まるのではなく緩やかに広がるか稀にやや急に細まる 本種と異なり縁シスチジアに不規則な分枝するか類珊瑚状の嘴を有するのではなく常に分枝しない嘴を有する (ウラル山脈、スヴェルドロフスク州新産種) Volvariella murinella (Quél.) M.M. Moser ex Dennis, P.D. Orton & Hora 【よく似た種との区別】 Volvariella caesiotincta ロシアに分布する 子実体の形態がほぼ同一 本種と異なり縁シスチジアの基部が緩やかに広がるか稀にやや急に細まるのではなくしばしば急に細まる 本種と異なり縁シスチジアに常に分枝しない嘴を有するのではなく不規則な分枝するか類珊瑚状の嘴を有する Volvariella hypopithys(モリノコフクロタケ) 傘が白色 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値平均が小さい Volvariella pusilla(ヒメフクロタケ) 傘が白色 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値平均が小さい (ウラル山脈、スヴェルドロフスク州新産種) Volvariella pusilla (Pers.) Singer ヒメフクロタケ