2017年8月24日 (仮訳)ウクライナ新産のコガサタケ属菌 (1):Mixtae節およびPilosellae節 Prydiuk, MP., 2007. New records of Conocybe species from Ukraine. I. The sections Mixtae and Pilosellae. Czech Mycology. Available at: http://www.natur.cuni.cz/cvsm/CM59103F.pdf [Accessed August 24, 2017]. 【R3-04329】2017/08/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ウクライナ新産種としてコガサタケ属菌のConocybe macrosporaなど7種を報告した。 そのうちC. microrrhizaは東欧からの報告が初であり、ウクライナにおいてもごく稀とみられた。 各種について記載文、スケッチなどを掲載した。 (ウクライナ新産種) Conocybe macrospora (G.F. Atk.) Hauskn. 【よく似た種との区別】 Conocybe ambigua 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子が卵形~楕円形で時に僅かにレモン形なのではなく側面視で扁桃形 Conocybe pubescens 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり糞に生じる 本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性 (東欧、ウクライナ新産種) Conocybe microrrhiza Hauskn. 【よく似た種との区別】 Conocybe leporina 同じPilosellae節に含まれる 柄の基部が根状 担子器が2胞子性 本種と異なり森林の低木の間に発生する 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子がレモン形 (ウクライナ新産種) Conocybe moseri Watling (ウクライナ新産種) Conocybe pulchella (Velen.) Hauskn. & Svrcek 【よく似た種との区別】 Conocybe pubescens 本種と異なり通常糞生である 本種より担子胞子のサイズが大きい Conocybe subpubescens ウクライナに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種ほど子実体の形状が細長くない 本種より柄の幅が広い 本種より担子胞子のサイズがかなり小さい (ウクライナ新産種) Conocybe siliginea (Fr.) Kühner 【よく似た種との区別】 Conocybe rickenii 形態的に類似している(この種を本種の品種とみなす意見がある) 本種と異なり糞および施肥土壌などに発生する 本種より子実体のサイズがやや大きい 本種より子実体がやや暗色で新鮮時オリーブ色を帯びる (ウクライナ新産種) Conocybe subpubescens P.D. Orton 【よく似た種との区別】 Conocybe pulchella ウクライナに分布する 本種より子実体のサイズが小さい 本種より子実体の形状が細長い 本種より柄の幅が狭い 本種より担子胞子のサイズがかなり大きい Conocybe pubescens 本種と異なり主に糞生である 本種より担子胞子のサイズがかなり大きい (ウクライナ新産種) Conocybe velutipes (Velen.) Hauskn. & Svrcek 【よく似た種との区別】 Conocybe sienophylla 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子がアルカリ中で暗色 本種と異なり担子胞子が卵形~広楕円形で僅かにレンズ形なのではなく僅かに~顕著にレンズ形