2021年2月22日 (仮訳)南アフリカ産スミイボタケ型地衣の新種および新産種 Elix, JA., Mayrhofer, H. & Wetschnig, W. 2021. New species and new records of buellioid lichens (Caliciaceae, Ascomycota) from southern Africa. Australasian Lichenology. Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/AL88.pdf [Accessed February 22, 2021] 【R3-08168】2021/2/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南アフリカからAmandinea brussei、Buellia capensis、B. namaquaensis、およびTetramelas franklinbrusseiの4新種を記載した。 A. polyxanthonicaをザンビア、B. tesserataおよびTetramelas coquimbensisを南アフリカ新産種として報告した。 また、B. hyporoseaをマダガスカル新産種としてそれぞれ報告した。 Republic of South Africa, Natal, Tsheseng Pass, Kwa-Kwa, Bethlehem, 20 km S of Phuthaditjhaba (Witsieshoek) (新種) Amandinea brussei Elix & H.Mayrhofer 語源…タイプ標本の採集者Franklin A. Brusse氏に献名 【よく似た種との区別】 Amandinea conglomerata 地衣体が不連続の小区画状 粉子の形態が類似している 地衣成分を欠く 本種と異なり南アフリカではなくオーストラリアなどに分布する 本種より子嚢胞子がやや短い 本種と異なり髄層に蓚酸カルシウムを欠くのではなく含む Amandinea neoconglomerata 蓚酸カルシウムを欠く 本種より子嚢胞子が短い Republic of South Africa, Cape Province, Seeberg, c. 3 km S of Langebaan (新種) Buellia capensis Elix & H.Mayrhofer 語源…ケープ産の 【よく似た種との区別】 Buellia procellarum 子実層に油滴が密に散在する 子嚢胞子がCallispora型 粉子が桿形 穂な根と異なり類裂片状または類弁片状ではなく痂状で連続的~亀裂状の小区画状 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく2-6胞子性 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンおよびジプロイシンを含む 本種と異なり地衣成分としてリケキサントンおよびセカロン酸Aを含むという特徴を欠く Buellia leptoclinoides 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3のことがある 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンおよびプラコジオール酸を含む Republic of South Africa, Cape Province, Namaqualand, Knersvlakte, c. 25 km N of Vanrhynsdorp, in direction of ‘Douse the Glim’ (新種) Buellia namaquaensis Elix, H.Mayrhofer & Wetschnig 語源…ナマクア産の 【よく似た種との区別】 Buellia follmannii 子嚢胞子の形態が非常に類似している 本種と異なり地衣体上面に分厚い磁器のような鱗片を伴う 本種と異なり子嚢胞子が狭窄するBuellia型ではなく狭窄しない 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を含むという特徴を欠く Republic of South Africa, Natal, Farm Eenzaamheid, 2 km from the Balmoral interchange to Pretoria on the Witbank-Pretoria highway (新種) Tetramelas franklinbrussei Elix & H.Mayrhofer 語源…タイプ標本の採集者、Franklin A. Brusse氏に献名 【よく似た種との区別】 Tetramelas terricolus 地上または枯れたコケに生じる 顕微鏡的形態が類似している 子嚢胞子の隔壁数が主に3 地衣成分としてキサントン類を含む 本種と異なり南アフリカではなく北米、グリーンランド、シベリアなどに分布する 本種と異なり子器盤に粉霜を伴う 本種より子嚢胞子がやや長い 本種と異なり髄層に蓚酸カルシウムを含む 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む Tetramelas geophilus 本種と異なり南アフリカではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり子器盤に粉霜を伴う 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり髄層に蓚酸カルシウムを含む (ザンビア新産種) Amandinea polyxanthonica (Elix) Elix (マダガスカル新産種) Buellia hyporosea Elix (南アフリカ新産種) Buellia tesserata Körb. (南アフリカ新産種) Tetramelas coquimbensis (C.W. Dodge) Elix