2025年10月6日 (仮訳)電子顕微鏡およびDNAバーコーディング技術を用いて明らかになったパキスタン産Melampsora属の新種および新産種 Afshan, N. et al. 2025. New species and new records of genus Melampsora (Melampsoraceae) from Pakistan using electron microscopy and DNA barcoding techniques. BMC Plant Biology. Available at: https://bmcplantbiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12870-025-06593-9 [Accessed October 6, 2025] 【R3-13232】2025/10/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタンのギルギット・バルティスタン州およびカイバル・パクトゥンクワ州で採集された3種のさび菌を検討した。 そのうちSalix tetraspermaおよびS. kareliniiの葉に発生したMelampsora himalayensisを新種記載した。 M. ferriniiとM. populneaをパキスタン新産種として報告した。 Pakistan, Gilgit Baltistan, Fairy Meadows (新種) Melampsora himalayensis Afshan, Ahmad, Jabeen & Khalid 語源…ヒマラヤ産の 【よく似た種との区別】 Melampsora idesiae アジアに分布する 側糸が無色 nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく韓国などに分布する 本種より夏胞子堆の幅が狭い 本種より夏胞子のサイズが小さい 本種と異なり夏胞子が楕円形または卵状~倒卵状、円形か洋梨形ではなく類球形~楕円形でやや不規則形で形状に変異が大きい 本種より側糸が短い 本種と異なり側糸の頂部が頭状ではなく棍棒形 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Melampsora laricis-epitea nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくスロベニア、米国などに分布する 本種より夏胞子堆の直径が大きい 本種より夏胞子のサイズが小さい 本種より側糸が長い nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (パキスタン新産種) Melampsora ferrinii Toome & Aime 【よく似た種との区別】 Melampsora idesiae アジアに分布する 本種より夏胞子のサイズが小さい 本種より側糸頭部のサイズが大きい 本種と異なり側糸が頭状ではなく棍棒形 (パキスタン新産種) Melampsora populnea (Persoon) P. Karsten