2021年1月8日 (仮訳)Aspergillus属Usti節の新種およびAspergillus属Cavernicolarum節の概観 Sun, BD. et al., 2020. New species in Aspergillus section Usti and an overview of Aspergillus section Cavernicolarum. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.004425 [Accessed January 8, 2021] 【R3-08034】2021/1/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Aspergillus属のUstiおよびCavernicolarum節について、形態学的検討および複数遺伝子に基づく分子系統解析を実施した。 Usti節に25種を認め、中国において煙草から分離された新種A. sigarelliを本節に加えた。 Cavernicolarum節には5種を認め、本節においては寒天培地における生長速度と分生子のサイズおよび装飾が重要な識別形質であった。 中国 (新種) Aspergillus sigarelli B.D. Sun, Houbraken, A.J. Chen & Samson 語源…煙草の(分離源から) 【よく似た種との区別】 Aspergillus germanicus ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より頂嚢の幅が広い ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus thesauricus ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より頂嚢の幅が広い 本種より分生子のサイズが大きい ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Aspergillus cavernicola Lörinczi 【よく似た種との区別】 Aspergillus egyptiacus 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄が短い 本種より頂嚢のサイズが小さい 本種と異なりCYA 37°Cで生育可能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus subsessilis CYA 37°Cで生育不能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄が短い 本種より頂嚢のサイズが小さい 本種より分生子のサイズが小さい ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Aspergillus californicus Frisvad, Varga & Samson (その他掲載種) Aspergillus egyptiacus Moub. & Moustafa 【よく似た種との区別】 Aspergillus subsessilis 分生子柄の長さの範囲が重なる 頂嚢のサイズの範囲が重なる CYA 37°Cで生育不能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なりCYA 37°Cで生育不能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus cavernicola 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄が長い 本種より頂嚢のサイズが大きい 本種と異なりCYA 37°Cで生育不能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Aspergillus kassunensis Baghd. 【よく似た種との区別】 Aspergillus subsessilis 分生子柄の長さの範囲が重なる 頂嚢のサイズの範囲が重なる CYA 37°Cで生育不能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが大きい ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Aspergillus subsessilis Raper & Fennell 【よく似た種との区別】 Aspergillus cavernicola CYA 37°Cで生育不能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄が長い 本種より分生子のサイズが大きい ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus egyptiacus 分生子柄の長さの範囲が重なる 頂嚢のサイズの範囲が重なる CYA 37°Cで生育不能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なりCYA 37°Cで生育可能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus kassunensis 分生子柄の長さの範囲が重なる 頂嚢のサイズの範囲が重なる CYA 37°Cで生育不能 ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される