(仮訳)生葉上地衣類の新種または興味深い記録 (3):新種Arthonia crystalliferaと全世界の生葉性ホシゴケ科地衣の検索表
Ferraro, LI. & Lücking, R. 1997. New species or interesting records of foliicolous lichens. III. Arthonia crystallifera spec. nova (Lichenized Ascomycetes: Arthoniaceae), with a world-wide key to the foliicolous Arthoniaceae. Phyton. Available at: https://www.zobodat.at/pdf/PHY_37_1_0061-0070.pdf [Accessed March 7, 2025] 【R3-12591】2025/3/7投稿

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3行まとめ

アルゼンチンとブラジルで採集され、特異な結晶などで特徴づけられた生葉上地衣の一種を検討し、Arthonia crystalliferaとして新種記載した。
また、Arthothelium cingulatumEremothecella属に移した。
全世界のホシゴケ科生葉上地衣の検索表を掲載した。
Argentina, Prov. Misiones, Depto. Iguazü, Isla Grande frente al Puerto Canoas

(新種)

Arthonia crystallifera L.I. Ferraro & Lücking
語源…結晶を有する
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【よく似た種との区別】
Arthonia accolens
子器が帯褐色
子嚢胞子が成熟時無色
子嚢胞子が”macrocephalic”である
子嚢胞子の隔壁数が2
粉子器を有する
共生藻が類似している
本種と異なり子器に結晶を欠く
Arthonia mira
子器がKOHでごく僅かに帯赤色
子嚢胞子が成熟時無色
子嚢胞子が”macrocephalic”である
本種と異なり子器が褐色で側面が橙褐色
本種と異なり子器がK+濃紫色である
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに大きい

(新組み合わせ)

Eremothecella cingulata (R. Santesson) L.I. Ferraro & Lücking
旧名:Arthothelium cingulatum R. Santesson
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