2022年10月12日 (仮訳)Flammulina属の新種、新変種、および新組み合わせ Redhead, SA. & Petersen, RH. 1999. New species, varieties and combinations in the genus Flammulina. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/71.html [Accessed October 12, 2022] 【R3-09959】2022/10/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Flammulina属の基準種の基礎異名であるAgaricus velutipesのエピタイプ標本を指定した。 また、F. populicola、F. rossicaの2新種とF. velutipes var. lupinicolaの1新変種を記載した。 新組み合わせF. elasticaとF. elastica f. longisporaを提唱した。 United States, California, Sierra Co., Mill Peak Lookout Rd. (新種) Flammulina populicola Redhead & R.H. Petersen 語源…ヤマナラシ属に生息する 【よく似た種との区別】 Flammulina velutipes(エノキタケ) 子実体の形態が類似している 柄の基部にかけて暗色になる 本種ほど子実体が樹下地上に単生あるいは集まりをなすことがない 本種と異なり傘シスチジアがほぼ常に明瞭に突出するのではなくスライム質に埋生するか崩壊する Russia, Primorski Terr., Dist. Ternai, Sichote Alin Biosphere Reserve, Meise (新種) Flammulina rossica Redhead & R.H. Petersen 語源…ロシアの 【よく似た種との区別】 Flammulina populicola 子実体の外観が類似している 本種よりも傘が非常に淡色の帯黄褐色である頻度が低い Flammulina velutipes(エノキタケ) 子実体の外観が類似している 柄が基部にかけて暗色 本種よりも傘が非常に淡色の帯黄褐色である頻度が低い United States, California, Humboldt Co., Moonstone Lagoon (新変種) Flammulina velutipes var. lupinicola Redhead & R.H. Petersen 語源…ルピナス属の 【よく似た種との区別】 Flammulina velutipes(エノキタケ) 本変種と異なり海岸砂丘に限って生息するという特徴を欠く 本変種と異なりLupinus abroreusに限って生じるという特徴を欠く 本変種より担子胞子のサイズが小さい (新組み合わせ) Flammulina elastica (Saccardo) Redhead & R.H. Petersen 旧名:Agaricus etasticus Lasch 【よく似た種との区別】 Flammulina velutipes(エノキタケ) 肉眼的形態が類似している 傘が有色である 顕微鏡的形態が類似している 本種と異なり傘が類白色ではなく有色 (新組み合わせ) Flammulina elastica f. longispora (Bas) Redhead & R.H. Petersen 【よく似た種との区別】 Flammulina velutipes(エノキタケ) 肉眼的形態が類似している 傘が有色である 顕微鏡的形態が類似している 本品種より担子胞子が短い United Kingdom, England, Surrey, Ham, Towpath (その他掲載種) Flammulina velutipes (Curtis) Singer エノキタケ ※本種の基礎異名Agaricus velutipesのエピタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Flammulina rossica 子実体の外観が類似している 柄が基部にかけて暗色 本種よりも傘が非常に淡色の帯黄褐色である頻度が高い Flammulina velutipes var. lupinicola 本種と異なり海岸砂丘に限って生息する 本種と異なりLupinus abroreusに限って生じる 本種より担子胞子のサイズが大きい