2020年3月19日 (仮訳)広義Coprinus属のポーランド新産種 Gierczyk, B., Kujawa, A. & Szczepkowski, A. 2014. New to Poland species of the broadly defined genus Coprinus (Basidiomycota, Agaricomycotina). Acta Mycologica. Available at: https://pbsociety.org.pl/journals/index.php/am/article/view/am.2014.020 [Accessed March 19, 2020] 【R3-07147】2020/3/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランド新産種として19種の広義Coprinus属菌を報告した。 これらの種はいずれも稀産種であり、9種は1か所のみで見出された。 各種について記載文、生態写真、顕微鏡的形質のスケッチなどを掲載した。 (ポーランド新産種) Coprinellus bisporiger (P.D. Orton) Redhead, Vilgalys & Moncalvo 【よく似た種との区別】 Coprinellus bisporus(フタツミヒトヨタケ) 本種と異なり糞生菌である 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種より傘シスチジアの先端がやや幅広い (ポーランド新産種) Coprinellus dilectus (Fr.) Redhead, Vilgalys & Moncalvo (ポーランド新産種) Coprinellus heterothrix (Kühner) Redhead, Vilgalys & Moncalvo (ポーランド新産種) Coprinellus radicellus Házi, L. Nagy, Papp & Vágvölgyi 【よく似た種との区別】 Coprinellus brevisetulosus(コツブノビロードヒトヨタケ) 本種より担子胞子のサイズがやや大きい 本種と異なり側シスチジアを有する Coprinellus pellucidus(ホソミノビロードヒトヨタケ) 本種より子実体のサイズが小さい 本種より子実体の形状が細長い 本種より担子胞子のサイズが小さい (ポーランド新産種) Coprinopsis annulopora (Enderle) P. Specht & H. Schubert 【よく似た種との区別】 Coprinopsis cinerea(ウシグソヒトヨタケ) 本種ほど子実体がしっかりとしていない 本種ほど子実体ががっしりとしていない 本種より傘の最大直径が小さい 本種と異なり傘中央部が顕著な黄褐色ではなく灰褐色 本種より柄の幅が狭い 本種と異なり被膜が帯灰色ではなく銀色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が非常に濃い暗赤褐色ではなく暗赤褐色 本種と異なり担子胞子が類扁桃形~楕円形ではなく楕円形~類円筒形 本種と異なり担子胞子の発芽孔に環状の襟を有するという特徴を欠く Coprinopsis macrocephala 担子胞子の発芽孔に環状の襟を有することがある 本種ほど子実体がしっかりとしていない 本種ほど子実体ががっしりとしていない 本種より傘の最大直径が小さい 本種と異なり傘中央部が顕著な黄褐色ではなく灰褐色 本種より柄のサイズが小さい 本種と異なり被膜が帯灰色ではなく白色でのちに帯灰色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が非常に濃い暗赤褐色ではなく暗赤褐色 本種と異なり担子胞子が類扁桃形~楕円形ではなく卵状~楕円形 (ポーランド新産種) Coprinopsis bellula (Uljé) P. Roux & Eyssart. ※論文中ではCoprinopsis bellulusと表記されている。 【よく似た種との区別】 Coprinopsis pachysperma 担子器が2胞子性 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり担子胞子がレモン形 (ポーランド新産種) Coprinopsis candidolanata (Doveri & Uljé) Keirle, Hemmes & Desjardin シラゲウシグソヒトヨタケ (ポーランド新産種) Coprinopsis cinereofloccosa (P.D. Orton) Redhead, Vilgalys & Moncalvo 【よく似た種との区別】 Coprinopsis saccharomyces 担子器が2胞子性 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子の基部が円錐形ではなく丸い (ポーランド新産種) Coprinopsis coniophora (Romagn.) Redhead, Vilgalys & Moncalvo 【よく似た種との区別】 Coprinellus disseminatus(イヌセンボンタケ) 本種と異なり被膜を豊富に有するという特徴を欠く 本種と異なり被膜が穀粉状という特徴を欠く 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と担子胞子の形状が異なる 本種と異なり傘シスチジアを有する (ポーランド新産種) Coprinopsis goudensis (Uljé) Redhead, Vilgalys & Moncalvo 【よく似た種との区別】 Coprinopsis urticicola(コツブノヒメヒトヨタケ) 本種より担子胞子の幅がやや広い 本種より側シスチジアの幅が顕著に広い (ポーランド新産種) Coprinopsis idae (Uljé) La Chiusa & Boffelli (ポーランド新産種) Coprinopsis iocularis (Uljé) La Chiusa & Boffelli (ポーランド新産種) Coprinopsis krieglsteineri (Bender) Redhead, Vilgalys & Moncalvo 【よく似た種との区別】 Coprinopsis lagopus(ザラエノヒトヨタケ) 形態的に類似している(この種の小型の標本と混同されうる) 本種と異なり被膜が小さなクモの巣状という特徴を欠く 本種より担子胞子の幅が広い (ポーランド新産種) Coprinopsis pachyderma (Bogart) Redhead, Vilgalys & Moncalvo 【よく似た種との区別】 Coprinopsis lagopus(ザラエノヒトヨタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より担子胞子がやや長い 本種より担子胞子のQ値平均が大きい 本種と異なり担子胞子の基部が僅かに円錐形という特徴を欠く 本種よりシスチジアのサイズが顕著に大きい 本種と異なり被膜の末端菌糸が厚壁という特徴を欠く (ポーランド新産種) Coprinopsis phlyctidospora (Romagn.) Redhead, Vilgalys & Moncalvo ザラミノヒトヨタケ 【よく似た種との区別】 Coprinopsis echinospora(ザラミノヒトヨタケモドキ) 担子器が4胞子性 担子胞子が扁桃形 担子胞子に装飾を有する (ポーランド新産種) Coprinopsis rugosobispora (J. Geesink & Imler ex Walleyn) A. Melzer & Schößler 【よく似た種との区別】 Coprinopsis phlyctidospora(ザラミノヒトヨタケ) 形態的に類似している(同種との意見もある) 担子胞子のサイズが同一 本種と異なり担子器が2胞子性でない (ポーランド新産種) Coprinopsis scobicola (P.D. Orton) Redhead, Vilgalys & Moncalvo (ポーランド新産種) Coprinopsis spilospora (Romagn.) Redhead, Vilgalys & Moncalvo 【よく似た種との区別】 Coprinopsis gonophylla(ヤケノヒメヒトヨタケ) 本種と異なり担子胞子が類球形 本種と異なり担子胞子に胞子盤を欠く 本種と異なり被膜の末端菌糸が剛毛状という特徴を欠く (ポーランド新産種) Coprinus palmeranus Bogart