2017年11月20日 (仮訳)形態および塩基配列に基づく手法によりPetromyces alliaceusと同定された不稔の臨床分離菌株 Balajee, SA. et al., 2007. Nonsporulating Clinical Isolate Identified as Petromyces alliaceus (Anamorph Aspergillus alliaceus) by Morphological and Sequence-Based Methods. Journal of Clinical Microbiology. Available at: http://jcm.asm.org/content/45/8/2701.short [Accessed November 19, 2017]. 【R3-04592】2017/11/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 造血幹細胞移植後に侵襲性肺アスペルギルス症に罹患した54歳女性から分離された菌を検討し、Petromyces alliaceusと同定した。 分離菌株は不稔であり、空の子嚢果を形成したが、胞子形成誘導によって分生子を豊富に形成したほか、ITS領域の塩基配列からも同定結果が確かめられた。 本報告はPetromyces属菌による侵襲的感染の稀な例であり、アムホテリシンBやカスポファンギンなどの抗真菌薬に対する低い感受性が認められた。 (その他掲載種) Petromyces alliaceus Malloch & Cain 【よく似た種との区別】 Aspergillus lanosus ITS、nrLSUの塩基配列が類似している(ITSの相同性98%、nrLSUの相同性100%) 本種と異なり子嚢果を形成しない 本種とITS領域の塩基配列が異なる