2024年6月16日 (仮訳)ハウチワノキ属植物に生じるサーコスポロイド菌類について Crous, PW. & Braun, U. 1996. Notes on cercosporoid fungi occurring on Dodonaea spp. South African Journal of Botany. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0254629915306529 [Accessed June 16, 2024] 【R3-11799】2024/6/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南アフリカにおいてDodonaea angustifoliaの葉に生じた菌を検討し、Passalora dodonaeaeとして新種記載した。 また、同じくハウチワノキ属植物を宿主とするCercospora mitterianaのタイプ標本を再検討し、この種がPseudocercospora mitterianaと同種であることを示した。 さらに、ハウチワノキ属植物を宿主とするPseudocercospora dodonaeaeと本新種の形態的差異などについて記述した。 South Africa, Western Cape, Stellenbosch, J.S. Marais Garden (新種) Passalora dodonaeae Crous & U. Braun 語源…ハウチワノキ属の 【よく似た種との区別】 Pseudocercospora mitteriana 同じハウチワノキ属植物を宿主とする 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が帯オリーブ色ではなくほぼ無色~淡い帯オリーブ色 本種と異なり分生子基部の細胞が顕著な截断状でない 本種と異なり分生子に厚い屈折性のへそを有するという特徴を欠く 本種と異なり分生子の隔壁数が0-1ではなく2-7 Pseudocercospora dodonaeae 同じハウチワノキ属植物を宿主とする 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が帯オリーブ色ではなく淡褐色 本種と異なり分生子に厚い屈折性のへそを有するという特徴を欠く 本種と異なり分生子の隔壁数が0-1ではなく1-6 (その他掲載種) Pseudocercospora mitteriana Goh & W.H. Hsieh 【よく似た種との区別】 Passalora dodonaeae 同じハウチワノキ属植物を宿主とする 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子がほぼ無色~淡い帯オリーブ色ではなく帯オリーブ色 本種と異なり分生子基部の細胞が顕著な截断状 本種と異なり分生子に厚い屈折性のへそを有する 本種と異なり分生子の隔壁数が2-7ではなく0-1 Pseudocercospora dodonaeae 同じハウチワノキ属植物を宿主とする 本種より分生子柄のサイズが大きい 本種より分生子柄が暗色 本種と異なり分生子柄が分枝する 本種と異なり分生子柄に多隔壁を有する 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子がほぼ無色~淡い帯オリーブ色ではなく淡褐色 本種と異なり分生子が類円筒形で基部の細胞が倒円錐状の截断状でないのではなく倒棍棒形で基部が顕著な倒円錐状の截断状 本種と異なり分生子が薄壁ではなく厚壁 (その他掲載種) Pseudocercospora dodonaeae Boesewinkel 【よく似た種との区別】 Passalora dodonaeae 同じハウチワノキ属植物を宿主とする 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子が淡褐色ではなく帯オリーブ色 本種と異なり分生子に厚い屈折性のへそを有する 本種と異なり分生子の隔壁数が1-6ではなく0-1 Pseudocercospora mitteriana 同じハウチワノキ属植物を宿主とする 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種より分生子柄が明色 本種と異なり分生子柄が分枝するという特徴を欠く 本種と異なり分生子柄に多隔壁を有するという特徴を欠く 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子が淡褐色ではなくほぼ無色~淡い帯オリーブ色 本種と異なり分生子が倒棍棒形で基部が顕著な倒円錐状の截断状なのではなく類円筒形で基部の細胞が倒円錐状の截断状でない 本種と異なり分生子が厚壁ではなく薄壁