2019年5月11日 (仮訳)韓国産の地衣類の属、スミイボゴケ属について Joshi, Y. et al., 2010. Notes on Lichen Genus Buellia De Not. (lichenized Ascomycetes) from South Korea. Mycobiology. Available at: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3741598/ [Accessed May 11, 2019] 【R3-06207】2019/5/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Buellia maritima、B. polyspora、B. spuria、およびB. stellulataの4種を韓国新産種として報告した。 そのうち前2種は東アジアにおける新産種でもあった。 韓国産のスミイボゴケ属地衣全種の検索表を掲載した。 (その他掲載種) Buellia disciformis (Fr.) Mudd スミイボゴケ 【よく似た種との区別】 Buellia desertica 本種と異なり米国、韓国、ヨーロッパ、中国ではなくバハ・カリフォルニアにのみ分布する 本種と異なり子嚢胞子が狭楕円形ではなく楕円形~いくぶんレモン形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が顕著に厚い (東アジア、韓国新産種) Buellia maritima (A. Massal.) Bagl. 【よく似た種との区別】 Buellia venusta 形態的に類似している 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく複数 (東アジア、韓国新産種) Buellia polyspora (Willey) Vain. 【よく似た種との区別】 Buellia punctata 韓国に分布する 子実層に油滴を欠く 果殻がaethalea型 本種と異なり地衣体が不明瞭~粒状、類鱗片状ではなくふけ状、亀裂状、亀裂状の小区画状 本種と異なり子嚢が16胞子性ではなく8胞子性 Buellia schaereri 形態的に類似している(しばしば混同される) 子嚢胞子が小型 本種と異なり子嚢が多胞子性でない 本種と異なり粉子が糸状ではなく桿形 (その他掲載種) Buellia punctata (Hoffm.) A. Massal. 【よく似た種との区別】 Buellia polyspora 韓国に分布する 子実層に油滴を欠く 果殻がaethalea型 本種と異なり地衣体がふけ状、亀裂状、亀裂状の小区画状ではなく不明瞭~粒状、類鱗片状 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく16胞子性 (韓国新産種) Buellia spuria (Schaer.) Anzi 【よく似た種との区別】 Buellia stellulata(ホシスミイボゴケ) 韓国に分布する 岩上生地衣である 形態的に類似している(しばしば混同される) 硝酸で紫色になる青緑色の色素を常に含む 蓚酸カルシウムを含まない 地衣成分としてアトラノリンを含む 本種と異なり山地ではなく海沿いに分布する 本種と異なり髄層がアミロイドではなく非アミロイド 本種と異なり2′-O-メチルペルラトリン酸、コンフルエンチン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてクロロアトラノリン、ノルスチクチン酸、スチクチン酸を含まない (韓国新産種) Buellia stellulata (Taylor) Mudd ホシスミイボゴケ 【よく似た種との区別】 Buellia spuria 韓国に分布する 岩上生地衣である 形態的に類似している(しばしば混同される) 硝酸で紫色になる青緑色の色素を常に含む 蓚酸カルシウムを含まない 地衣成分としてアトラノリンを含む 本種と異なり海沿いではなく山地に分布する 本種と異なり髄層が非アミロイドではなくアミロイド 本種と異なり地衣成分としてクロロアトラノリン、ノルスチクチン酸、スチクチン酸を含む 本種と異なり2′-O-メチルペルラトリン酸、コンフルエンチン酸を含まない