2020年11月8日 (仮訳)ロシア産の稀な多孔菌類の記録 (2):新種Junghuhnia vitellina、およびCinereomyces属とSkeletocutis属 Spirin, WA. 2005. Notes on some rare polypores, found in Russia 2. Junghuhnia vitellina sp. nova, plus genera Cinereomyces and Skeletocutis. Karstenia. Available at: http://www.funga.fi/Karstenia/Karstenia_45-2_2005-4.pdf [Accessed November 8, 2020] 【R3-07851】2020/11/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 極東ロシアにおいてカバノキ属樹木に発生していた菌を検討し、Junghuhnia vitellinaとして新種記載した。 また、新組み合わせCinereomyces lenisおよびC. vulgarisを提唱し、後者をロシア新産種として報告した。 Skeletocutis kuehneriとS. papyraceaをベラルーシ新産種として報告したほか、Skeletocutis属の数種を掲載した。 Russia, Primorye Reg., Kedrovaya Pad’ Res. (新種) Junghuhnia vitellina Spirin 語源…濃黄色の 【よく似た種との区別】 Diplomitoporus flavescens 本種と異なりカバノキ属ではなく主にマツ属樹木に発生する 本種と異なり孔口面が淡黄色 本種より担子器のサイズが顕著に大きい 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい 本種と異なり骨格菌糸シスチジアを欠く Antrodiella aurantilaeta(ダイダイヒメアミタケ) 極東ロシアに分布する 子実体が小型 子実体の色が類似している 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり骨格菌糸シスチジアを欠く Postia pipeata 極東ロシアに分布する 子実体が小型 子実体の色が類似している 本種と異なり子実体がKOHで赤色に呈色する 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい (新組み合わせ) Cinereomyces lenis (P. Karst.) Spirin 旧名:Physisporus lenis P. Karst. (新組み合わせ、ロシア新産種) Cinereomyces vulgaris (Fr.) Spirin 旧名:Skeletocutis vulgaris (Fr.) Niemelä & Y.C. Dai (基礎異名はPolyporus vulgaris Fr.) (その他掲載種) Skeletocutis albocremea A. David (その他掲載種) Skeletocutis alutacea (J. Lowe) Jean Keller (その他掲載種) Skeletocutis biguttulata (Romell) Niemelä (その他掲載種) Skeletocutis brevispora Niemelä (その他掲載種) Skeletocutis carneogrisea A. David (その他掲載種) Skeletocutis chrysella Niemelä 【よく似た種との区別】 Skeletocutis stellae ロシアに分布 担子胞子の形態がほぼ同一 本種と異なり子実体縁部が突然不透明になる 本種と異なり子実体が短命でない 本種と異なり孔口面が乾燥時蜂蜜色ではなく赤褐色に変色する 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり結合菌糸を豊富に含むという特徴を欠く (ベラルーシ新産種) Skeletocutis kuehneri A. David (その他掲載種) Skeletocutis odora (Peck ex Sacc.) Ginns (ベラルーシ新産種) Skeletocutis papyracea A. David 【よく似た種との区別】 Skeletocutis subincarnata ロシアに分布する 本種と生態的に異なる 本種と担子器のサイズが異なる 本種と担子器の形状が異なる 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と担子胞子の形状が異なる (その他掲載種) Skeletocutis stellae (Pilát) Jean Keller 【よく似た種との区別】 Skeletocutis chrysella ロシアに分布 担子胞子の形態がほぼ同一 本種と異なり子実体縁部が突然不透明になるという特徴を欠く 本種と異なり子実体が短命である 本種と異なり孔口面が乾燥時赤褐色ではなく蜂蜜色に変色する 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり結合菌糸を豊富に含む (その他掲載種) Skeletocutis subincarnata (Peck) Jean Keller 【よく似た種との区別】 Skeletocutis papyracea ロシアに分布する 本種と生態的に異なる 本種と担子器のサイズが異なる 本種と担子器の形状が異なる 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と担子胞子の形状が異なる