2025年6月11日 (仮訳)Parainoa subconcolorの分布と分類について Svensson, M. & Westberg, M. 2025. Notes on the distribution and taxonomy of Parainoa subconcolor (Baeomycetaceae, Ostropomycetidae). Graphis Scripta. Available at: https://www.researchgate.net/publication/392324623_Notes_on_the_distribution_and_taxonomy_of_Parainoa_subconcolor_Baeomycetaceae_Ostropomycetideae [Accessed June 11, 2025] 【R3-12877】2025/6/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ノルウェー、スウェーデンから初めてParainoa subconcolorを報告した。 スカンジナビア産標本はRinodina humilisとして記載され、その後Baeomyces rufusのシノニムとされてきたが、分子同定により実際には本種であったことを確かめた。 分子系統解析により本種のクレードに明確な地理的系統構造が存在することを初めて明らかにするとともに、”schizidia”の識別形質としての重要性を強調した。 (ノルウェー、スウェーデン新産種) Parainoa subconcolor (Anzi) Resl & T.Sprib. ※Rinodina humilisのレクトタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Baeomyces rufus(アカセンニンゴケ) 形態的に類似している(この種のシノニムと考えられたこともあった) 本種と異なり”schizidia”が典型的には疎らである 本種より”schizidia”のサイズが顕著に大きい 本種と異なり粉芽をしばしば形成する 本種と異なり地衣成分として痕跡的なノルスチクチン酸を含む可能性がある