見過ごされてきた生殖器官の解剖学的形質、系統、分布パターンに基づくウメノキゴケ科の新属Notoparmeliaの提唱

Ferencova, Z., et al., 2014, Notoparmelia, a new genus of Parmeliaceae (Ascomycota) based on overlooked reproductive anatomical features, phylogeny and distribution pattern. The Lichenologist. Available at: http://www.jjh.cz/upload/23783.pdf [Accessed March 19, 2014].
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3行まとめ
  1. 主にオーストラレイシアなど南半球に分布するParmelia属地衣を含む新属として、Notoparmeliaを提唱した。
  2. 本属菌は特徴的な分布を示し、先行研究の分子系統解析で単系統群(クレードB)を形成したが、従来の形態形質では他のウメノキゴケ科地衣と判別することができなかった。
  3. そこで、従来見過ごされてきた果殻、胞子壁などの形態形質に着目した結果、判別が可能であった。
掲載種 (16)
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia crambidiocarpa
(Zahlbr.) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (3)
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が帯白灰色
○裂片の縁部から密な偽根を生じる
○子嚢胞子が同じタイプIIである
✕分布域が異なる
✕子嚢胞子のサイズが異なる
✕地衣成分の構成が異なる
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が帯白灰色
○裂片の縁部から密な偽根を生じる
○子嚢胞子が同じタイプIIである
✕分布域が異なる
✕子嚢胞子のサイズが異なる
✕地衣成分の構成が異なる
↗
○ニュージーランドに分布する
○樹皮生地衣である
○裂片が類線状~類不規則形
○裂片縁部のほぼ全長が擬盃点により白色に縁取られる
○Crespo et al. (2010)の分子系統解析で近縁
✕本種と異なり子嚢胞子がタイプIIIではなくタイプII
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
✕Crespo et al. (2010)の分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia crowii
(Elix) A. Crespo, Ferencova & Divakar
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia cunninghamii
(Cromb.) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (2)
↗
○輪郭のはっきりした小型の擬盃点を持つ
○Crespo et al. (2010)の分子系統解析で近縁
✕本種と異なり南米に分布しない
✕Crespo et al. (2010)の分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○輪郭のはっきりした小型の擬盃点を持つ
○Crespo et al. (2010)の分子系統解析で近縁
✕本種と異なり南米に分布しない
✕Crespo et al. (2010)の分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia erumpens↗
(Kurok.) A. Crespo, Ferencova & Divakar
アワフキカラクサゴケ
比較 (1)
↗
○オーストラレイシアに分布する
○タイプIIの子嚢胞子を持つ
○子嚢胞子が中型
○子嚢胞子が楕円形~広楕円形
○胞子壁の壁が薄い~中程度
✕本種と異なり東南アジアに分布しない
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia norcrambidiocarpa
(Hale) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (2)
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が帯白灰色
○裂片の縁部から密な偽根を生じる
○子嚢胞子が同じタイプIIである
✕分布域が異なる
✕子嚢胞子のサイズが異なる
✕地衣成分の構成が異なる
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が帯白灰色
○裂片の縁部から密な偽根を生じる
○子嚢胞子が同じタイプIIである
✕分布域が異なる
✕子嚢胞子のサイズが異なる
✕地衣成分の構成が異なる
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia nortestacea
(Elix) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (2)
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が淡い帯緑色~灰色
○二次裂片の縁部が丸い
○下面が黒色
○下面の縁部周囲に顕著な裸の~乳頭突起のある領域を持つ
✕地衣成分の構成が異なる
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が淡い帯緑色~灰色
○二次裂片の縁部が丸い
○下面が黒色
○下面の縁部周囲に顕著な裸の~乳頭突起のある領域を持つ
✕地衣成分の構成が異なる
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia novae-zelandiae
(Hale) A. Crespo, Ferencova & Divakar
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia queenslandensis
(Hale) A. Crespo, Ferencova & Divakar
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia protosulcata
(Hale) A. Crespo, Ferencova & Divakar
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia pseudotenuirima
(Gyeln.) A. Crespo, Ferencova & Divakar
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia salcrambidiocarpa
(Hale) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (2)
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が帯白灰色
○裂片の縁部から密な偽根を生じる
○子嚢胞子が同じタイプIIである
✕分布域が異なる
✕子嚢胞子のサイズが異なる
✕地衣成分の構成が異なる
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が帯白灰色
○裂片の縁部から密な偽根を生じる
○子嚢胞子が同じタイプIIである
✕分布域が異なる
✕子嚢胞子のサイズが異なる
✕地衣成分の構成が異なる
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia signifera↗
(Nyl.) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (2)
↗
○輪郭のはっきりした小型の擬盃点を持つ
○Crespo et al. (2010)の分子系統解析で近縁
✕本種と異なり南米に分布する
✕Crespo et al. (2010)の分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○オーストラレイシアに分布する
○輪郭のはっきりした小型の擬盃点を持つ
○子嚢胞子が同じタイプIIである
○子嚢胞子が中型
○子嚢胞子が楕円形~広楕円形
○胞子壁の壁が薄い~中程度
○果殻が1層からなる
○Crespo et al. (2010)の分子系統解析で近縁
✕本種より子嚢胞子の幅が広い
✕Crespo et al. (2010)の分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia subtestacea
(Hale) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (4)
↗
○ニュージーランドに分布する
○樹皮生地衣である
○裂片が類線状~類不規則形
○裂片縁部のほぼ全長が擬盃点により白色に縁取られる
○Crespo et al. (2010)の分子系統解析で近縁
✕本種と異なり子嚢胞子がタイプIIではなくタイプIII
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
✕Crespo et al. (2010)の分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○ニュージーランドに分布する
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が淡い帯緑色~灰色
○二次裂片の縁部が丸い
○下面が黒色
○下面の縁部周囲に顕著な裸の~乳頭突起のある領域を持つ
○子嚢胞子が同じタイプIIである
✕地衣成分の構成が異なる
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が淡い帯緑色~灰色
○二次裂片の縁部が丸い
○下面が黒色
○下面の縁部周囲に顕著な裸の~乳頭突起のある領域を持つ
✕地衣成分の構成が異なる
↗
○ニュージーランドに分布する
○タイプIIの子嚢胞子を持つ
○子嚢胞子が中型
○子嚢胞子が楕円形~広楕円形
○胞子壁の壁が薄い~中程度
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia tarkinensis
(Elix & Kantvilas) A. Crespo, Ferencova & Divakar
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia tenuirima
(Hook. f. & Taylor) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (4)
↗
○輪郭のはっきりした小型の擬盃点を持つ
○Crespo et al. (2010)の分子系統解析で近縁
✕本種と異なり南米に分布する
✕Crespo et al. (2010)の分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○オーストラレイシアに分布する
○輪郭のはっきりした小型の擬盃点を持つ
○子嚢胞子が同じタイプIIである
○子嚢胞子が中型
○子嚢胞子が楕円形~広楕円形
○胞子壁の壁が薄い~中程度
○果殻が1層からなる
○Crespo et al. (2010)の分子系統解析で近縁
✕本種より子嚢胞子の幅が狭い
✕Crespo et al. (2010)の分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○オーストラレイシアに分布する
○タイプIIの子嚢胞子を持つ
○子嚢胞子が中型
○子嚢胞子が楕円形~広楕円形
○胞子壁の壁が薄い~中程度
✕本種と異なり東南アジアにも広く分布する
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
↗
○ニュージーランドに分布する
○タイプIIの子嚢胞子を持つ
○子嚢胞子が中型
○子嚢胞子が楕円形~広楕円形
○胞子壁の壁が薄い~中程度
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
COMB(新組み合わせ)
Notoparmelia testacea↗
(Stirt.) A. Crespo, Ferencova & Divakar
比較 (2)
↗
○ニュージーランドに分布する
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が淡い帯緑色~灰色
○二次裂片の縁部が丸い
○下面が黒色
○下面の縁部周囲に顕著な裸の~乳頭突起のある領域を持つ
○子嚢胞子が同じタイプIIである
✕地衣成分の構成が異なる
↗
○形態的にほぼ同一である
○地衣体が淡い帯緑色~灰色
○二次裂片の縁部が丸い
○下面が黒色
○下面の縁部周囲に顕著な裸の~乳頭突起のある領域を持つ
✕地衣成分の構成が異なる
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実験器具/実験手法/試薬