2018年4月4日 (仮訳)メキシコ新産のFomitiporia属菌 Raymundo, T. et al., 2012. Nuevos registros del género Fomitiporia (Hymenochaetales, Basidiomycota) en México. Revista mexicana de biodiversidad. Available at: http://www.scielo.org.mx/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S1870-34532012000200001 [Accessed April 4, 2018]. 【R3-05001】2018/4/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ新産種としてFomitiporia apiahynaなど6種のFomitiporia属菌を報告した。 また、F. sonoraeをケレタロ州新産種として報告した。 各種の分布地図、種の検索表などを掲載した。 (メキシコ新産種) Fomitiporia apiahyna (Speg.) Vlasák & Kout 【よく似た種との区別】 Fomitiporia texana メキシコに分布する 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり子実層剛毛を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい Fomitiporia bakerii アメリカ大陸に分布する 子実層剛毛を欠く 本種と異なり熱帯ではなく温帯に分布する 本種と異なりカバノキ属植物を宿主とする 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい Fomitiporia calkinsii メキシコに分布する 子実層剛毛を欠く 本種と異なり熱帯ではなく温帯に分布する 本種と異なりコナラ属植物を宿主とする 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい Fomitiporia robusta(カシサルノコシカケ) 本種と異なりヨーロッパ、アジア北部などに分布する 本種より担子胞子のサイズが大きい (メキシコ新産種) Fomitiporia calkinsii (Murrill) J. Vlasak & J. Kout 【よく似た種との区別】 Fomitiporia apiahyna メキシコに分布する 子実層剛毛を欠く 本種と異なり温帯ではなく熱帯に分布する 本種と異なりコナラ属植物を宿主とするという特徴を欠く 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい Fomitiporia robusta(カシサルノコシカケ) 同じコナラ属植物を宿主とする 形態的に非常に類似している 本種と異なり北米ではなくヨーロッパ、アジア北部などに分布する Fomitiporia bakerii 温帯域に分布する アメリカ大陸に分布する 孔口のサイズの範囲が重なる 子実層剛毛を欠く 本種と異なりコナラ属ではなくカバノキ属植物などを宿主とする 本種より担子胞子のサイズが小さい Fomitiporia texana メキシコに分布する 本種と異なりコナラ属植物ではなくビャクシン属および様々な被子植物を宿主とする 本種より担子胞子のサイズが大きい (メキシコ新産種) Fomitiporia dryophila Murrill 【よく似た種との区別】 Fomitiporia punctata 本種より孔口面が暗色 Fomitiporia robusta(カシサルノコシカケ) 本種と異なり子実体が偽傘状でない 本種と異なり子実層剛毛を有する Fomitiporia langloisii 北米に分布する 宿主範囲が部分的に重なる 子実層剛毛を欠く 本種と異なりコナラ属、エノキ属などではなくクマシデ属、ハナズオウ属、モクレン属、ハリエンジュ属植物などを宿主とする 本種と異なり子実体が偽傘状ではなく背着生 本種より担子胞子の平均サイズが小さい Fomitiporia maxonii メキシコに分布する 子実層剛毛を欠く 本種と異なり子実体が偽傘状ではなく背着生 本種より担子胞子のサイズが小さい (メキシコ新産種) Fomitiporia langloisii Murrill 【よく似た種との区別】 Fomitiporia dryophila 北米に分布する 宿主範囲が部分的に重なる 子実層剛毛を欠く 本種と異なりクマシデ属、ハナズオウ属、モクレン属、ハリエンジュ属植物などではなくコナラ属、エノキ属などを宿主とする 本種と異なり子実体が背着生ではなく偽傘状 本種より担子胞子の平均サイズが大きい Fomitiporia maxonii メキシコに分布する 担子胞子のサイズが非常に類似している 子実層剛毛を欠く 本種より孔口面が暗色 本種より孔口のサイズが僅かに小さい (メキシコ新産種) Fomitiporia maxonii Murrill 【よく似た種との区別】 Fomitiporia punctata 形態的に類似している(同種とされたことがあった) 本種より担子胞子のサイズが小さい 分子系統解析で異なる系統を形成する(先行研究) Fomitiporia langloisii メキシコに分布する 担子胞子のサイズが非常に類似している 子実層剛毛を欠く 本種より孔口面が明色 本種より孔口のサイズが僅かに大きい Fomitiporia dryophila メキシコに分布する 子実層剛毛を欠く 本種と異なり子実体が背着生ではなく偽傘状 本種より担子胞子のサイズが大きい (ケレタロ州新産種) Fomitiporia sonorae (Gilb.) Y.C. Dai 【よく似た種との区別】 Fomitiporia polymorpha アメリカ大陸に分布する 孔口のサイズの範囲が重なる 子実層剛毛を有する 本種と異なりDodonea属、Lysiloma属ではなくヤナギ属植物などを宿主とする 本種より担子胞子のサイズが大きい (メキシコ新産種) Fomitiporia texana (Murrill) Nuss 【よく似た種との区別】 Fomitiporia apiahyna メキシコに分布する 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり子実層剛毛を欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい Fomitiporia robusta(カシサルノコシカケ) 本種と異なりヨーロッパ、アジア北部などに分布する 本種と異なりビャクシン属および様々な被子植物ではなくコナラ属植物を宿主とする 本種より担子胞子のサイズが小さい Fomitiporia calkinsii メキシコに分布する 本種と異なりビャクシン属および様々な被子植物ではなくコナラ属植物を宿主とする 本種より担子胞子のサイズが小さい