2021年9月26日 (仮訳)樹木滲出液から分離された胞子形成性メチロトローフ酵母の新種、Ogataea falcaomoraisii Morais, PB. et al., 2004. Ogataea falcaomoraisii sp. nov., a sporogenous methylotrophic yeast from tree exudates. FEMS Yeast Research. Available at: https://academic.oup.com/femsyr/article/5/1/81/499858 [Accessed September 26, 2021] 【R3-08817】2021/9/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、トカンティンス州およびコスタリカ、グアナカステ州の森林においてそれぞれSclerolobium属とHymenaea属樹木の樹液から分離された酵母の一種を検討し、Ogataea falcaomoraisiiとして新種記載した。 本種はメタノール資化能を有し、最大4つの帽子形の子嚢胞子を形成した。 分子系統解析で本種はCandida ortoniiと姉妹群を形成した。 Lago Verde estate, State of Tocantins, Brazil (新種) Ogataea falcaomoraisii Morais, Teixeira, J.M. Bowles, Lachance & C.A. Rosa 語源…酵母・細菌分類学者のJosé Otamar Falcão de Morais氏に献名 【よく似た種との区別】 Candida ortonii コスタリカに分布する D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりHymenaea courbarilではなくMaclura tinctoriaなどから分離される 本種と異なりメタノール、トレハロース、エリトリトールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida nemodendra D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロース、マルトースを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される