2024年12月24日 (仮訳)中国雲南省においてタケの枯稈に生じた新種、Oxydothis ailaoshanensis Dissanayake, LS. et al. 2024. Oxydothis ailaoshanensis sp. nov. (Oxydothidaceae, Xylariales) from dead bamboo culms in Yunnan Province, China. Studies in Fungi. Available at: https://www.maxapress.com/article/doi/10.48130/sif-0024-0016 [Accessed December 24, 2024] 【R3-12371】2024/12/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省でタケの枯稈に発生した菌を検討し、Oxydothis ailaoshanensisとして新種記載した。 本種は子嚢果が小型で初め埋生し、黒色で光沢のある瘤状で、子嚢が8胞子性、子嚢胞子が長紡錘形で斜めに1隔壁を持つことなどで特徴づけられた。 本属に含まれる全種の宿主を表にまとめ、本属菌が主にヤシ科とイネ科植物を宿主とすることを示した。 中国雲南省哀牢山 (新種) Oxydothis ailaoshanensis L.S. Dissan., Phookamsak & Wanas. 語源…哀牢山産の 【よく似た種との区別】 Oxydothis metroxylonis ITS+nrLSU+nrSSU+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタケではなくMetroxylon属植物などに生じる 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果の長軸が宿主表面に対して水平ではなく斜めまたは垂直である 本種より子嚢が長い 本種と異なり子嚢がほとんどの場合直線状ではなく円筒状~棍棒形 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子が長紡錘形ではなく中央で屈曲する ITS+nrLSU+nrSSU+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Oxydothis bambusicola 中国に分布する タケを宿主とする 子嚢果が単生または凝集する 子嚢殻中央部に乳頭突起を有する 子嚢が円筒形 子嚢が8胞子性 子嚢が一重壁である 子嚢の先端構造がJ+である 子嚢胞子が無色 子嚢胞子が長紡錘形 子嚢胞子の隔壁数が1 ITS+nrLSU+nrSSU+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢果のサイズが小さい 本種より子嚢が長い 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子が丸い頂部に向かって徐々に先細りになる 本種と異なり子嚢胞子が少量の粘液に覆われる ITS+nrLSU+nrSSU+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される