2020年3月27日 (仮訳)ヒルガオ科植物を宿主とするParaphoma属菌 Gomzhina, MM. et al., 2020. Paraphoma species associated with Convolvulaceae. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11557-020-01558-8 [Accessed March 27, 2020] 【R3-07173】2020/3/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシアおよび近隣諸国においてヒルガオ科植物の葉に生じたPhoma属類似菌を検討した。 ロシアおよびウクライナにおいてセイヨウヒルガオ属植物に斑点病を引き起こした菌を検討し、Paraphoma melnikiaeとして新種記載した。 また、同じくセイヨウヒルガオ属植物を宿主とするStagonospora convolvuliをParaphoma属に移した。 Saint Petersburg (新種) Paraphoma melnikiae Gomzhina M. M. & Gasich E. L. 語源…ロシアの菌学者および分類学者である故V. A. Melnik博士に献名 【よく似た種との区別】 Paraphoma convolvuli 同じConvolvulus arvensisを宿主とする 形態的に類似している(当初この種に同定された) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりカザフスタンにおける分布が知られている 本種より分生子が長い 本種より分生子の形状が細長い 本種と異なり分生子の隔壁数が0-2ではなく2-3 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Paraphoma convolvuli (Dearn. & House) Gomzhina M. M. & Gasich E. L. 旧名:Stagonospora convolvuli Dearn. & House 【よく似た種との区別】 Paraphoma melnikiae 同じConvolvulus arvensisを宿主とする 形態的に類似している(当初この種に同定された) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりカザフスタンにおける分布が知られていない 本種より分生子が短い 本種ほど分生子の形状が細長くない 本種と異なり分生子の隔壁数が2-3ではなく0-2 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される