2024年12月10日 (仮訳)未解明の培養可能担子菌酵母の供給源としてのPeltigera属地衣 Pérez, Y. et al. 2024. Peltigera lichens as sources of uncharacterized cultured basidiomycete yeasts. IMA Fungus. Available at: https://imafungus.biomedcentral.com/articles/10.1186/s43008-024-00170-9 [Accessed December 10, 2024] 【R3-12330】2024/12/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ チリ南部の草原と森林において、4種のPeltigera属地衣から179菌株の担子菌酵母を分離し、13属29分類群を同定した。 そこからBoekhoutia peltigerae、Cystobasidium chilense、Genolevuria patagonica、およびPseudotremella navarinensisの4新種を記載した。 また、Goffeauzyma属および12種を地衣類から初めて分離した。 Chile, Coyhaique National Reserve, Coyhaique province, Aysén Region (新種) Boekhoutia peltigerae Y. Pérez, Yurkov, Serey & Orlando 語源…Peltigera属の 【よく似た種との区別】 Boekhoutia foliicola ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ×本種と異なり地衣類を宿主とするという特徴を欠く 本種とD-アラビノース、L-アラビノース、D-キシロース、エタノール、グリセロール、L-ラムノース、硝酸ナトリウムの資化能が異なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Boekhoutia sterigmata ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ×本種と異なり地衣類を宿主とするという特徴を欠く 本種とD-アラビノース、D-マンニトール、グリセロール、L-ラムノース、D-ラフィノース、硝酸カリウムの資化能が異なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chile, Coyhaique National Reserve, Coyhaique province, Aysén Region (新種) Cystobasidium chilense Y. Pérez, Yurkov, Serey & Orlando 語源…チリ産の 【よく似た種との区別】 Cystobasidium cunninghamiae ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種とL-アラビノース、i-エリトリトール、D-ガラクトース、L-ラムノース、マルトース、メリビオース、セロビオース、D-グルコサミン、D-リボース、D-ソルビトール、D-ラフィノース、α-メチル-D-グルコシド、硝酸ナトリウムの資化能が異なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cystobasidium psychroaquaticum ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種とD-アラビノース、i-エリトリトール、D-ガラクトース、マルトース、メリビオース、セロビオース、D-リボース、L-ソルボース、α-メチル-D-グルコシド、クレアチン、硝酸カリウムの資化能が異なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cystobasidium lysinophilum ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり30°Cで生育可能 本種とi-エリトリトール、ラクトース、D-グルコサミン、サリシン、L-ソルボース、硝酸カリウムの資化能が異なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chile, Patagonia National Park, Tamango area, Aysén Region (新種) Genolevuria patagonica Y. Pérez, Yurkov, Serey & Orlando 語源…パタゴニアの 【よく似た種との区別】 Genolevuria armeniaca ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり細胞外アミロイドを産生する 本種とクエン酸ナトリウム、D-マンニトール、エタノール、クレアチン、クレアチニン、硝酸カリウムの資化能が異なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Genolevuria bromeliarum ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種とD-マンニトール、エタノール、グリセロール、セロビオース、クレアチン、クレアチニン、亜硝酸ナトリウムの資化能が異なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chile, Navarino Island, Cape Horn, Magallanes and Chilean Antarctica Region (新種) Pseudotremella navarinensis Y. Pérez, Yurkov, Serey & Orlando 語源…ナバリノ(島)産の 【よく似た種との区別】 Pseudotremella moriformis ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりビタミン要求性を有する 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能 本種とi-エリトリトール、エタノール、メリビオース、亜硝酸ナトリウムの資化能が異なる 本種と異なり細胞外アミロイドを産生する 本種と異なり30°Cで生育可能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pseudotremella allantoinivorans ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と硝酸カリウムの資化能が異なる 本種と異なり細胞外アミロイドを産生する 本種と異なり30°Cで生育可能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pseudotremella lacticolor ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と硝酸カリウムの資化能が異なる 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能 本種と異なり細胞外アミロイドを産生する 本種と異なり30°Cで生育可能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される