2015年2月17日 (仮訳)アンデス産の好雪性変形菌の新種、Perichaena megaspora Ronikier, A., Lado, C. & de Basanta, DW. 2013. Perichaena megaspora, a new nivicolous species of myxomycete from the Andes. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/105/4/938.short [Accessed February 16, 2015]. 【R3-01565】2015/02/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチンのアンデス山脈で採集された好雪性変形菌を検討し、Perichaena megasporaとして新種記載した。 本種は平らな疣状装飾を有する大型の胞子が最も特徴的で、胞子のサイズは他のどのヒモホコリ属よりも大きかった。 本種は胞子のサイズが (15–)15.5–22(–25) μmと変異が大きいのも特徴的で、最頻値は19 μmであった。 Argentina, Mendoza, Malargüe, Los Molles, Las Leñas, Portezuelo Ancho, 12 km from Las Leñas on the track to Valle Hermoso (新種) Perichaena megaspora A. Ronikier, Lado & D. Wrigley 語源…巨大な胞子の 【よく似た種との区別】 Perichaena calongei 細毛体に様々な装飾を有する 本種より胞子のサイズが小さい 本種より胞子の疣状装飾が密 本種と異なり細毛体の装飾が刺状、小粒状、網目状など Perichaena brevifila 胞子のサイズが15 μm以上 本種より子嚢壁が暗色で暗褐色~黒色 本種と異なり子嚢が横周裂開する 本種と異なり胞子の装飾が微細な疣状 Perichaena frustifilaris 胞子のサイズが15 μm以上 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体が類球形~ソーセージ形ではなく球形~類球形 本種と異なり胞子の装飾が平らな疣状ではなく粗い刺状 本種と異なり細毛体の装飾が不規則な網目状 Perichaena pulcherrima 胞子のサイズが15 μm以上 本種と異なり子実体が無柄ではなく有柄 本種と異なり子実体が暗黄褐色ではなく帯赤紫色 本種と異なり胞子の装飾が平らな疣状ではなく網目状に連結した刺状 Perichaena vermicularis(イモムシヒモホコリ) 胞子のサイズが15 μm以上 本種と異なり子実体が暗黄褐色ではなく淡黄色~黄褐色 本種と異なり子実体が類球形~ソーセージ形ではなく蠕虫形~網目状 本種と異なり胞子の装飾が微細 Perichaena chrysosperma(トゲヒモホコリ) 肉眼的形態がやや類似している 本種より子実体が通常より長い形状かまたは円形 本種と異なり細毛体の装飾が密な刺状 Trichia alpina 同所的に分布する(同一の基質に発生することもある) 好雪性変形菌である 肉眼的形態が類似している(混同のおそれがある) 子実体が褐色 子実体が無柄 本種と異なり細毛体の直径が一様 本種と異なり細毛体に真の螺旋状の帯模様を有する Trichia contorta 肉眼的形態が類似している 子実体が無柄 本種と異なり細毛体の直径が一様 本種と異なり細毛体に真の螺旋状の帯模様を有する