2020年11月20日 (仮訳)メキシコの高標高の火山氷河に見出された耐冷菌の新種、Periconia citlaltepetlensis Calvillo-Medina, RP., Cobos-Villagrán, A. & Raymundo, T. 2020. Periconia citlaltepetlensis sp. nov. (Periconiaceae, Pleosporales): a psychrotolerant fungus from high elevation volcanic glacier (Mexico). Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.459.3.5 [Accessed November 20, 2020] 【R3-07887】2020/11/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコにおいて火山氷河の氷試料から分離されたアナモルフ菌の一種を検討し、Periconia citlaltepetlensisとして新種記載した。 本種は分生子柄がしばしば2-4回の内生出芽状の貫生伸長を示し、分生子が大型の黄金褐色または帯赤褐色の球形であることなどで特徴づけられた。 無性世代に基づくPericonia属菌の検索表を掲載した。 Mexico, Puebla, Municipality Chalchicomula, Citlaltépetl volcano (新種) Periconia citlaltepetlensis Calvillo-Medina, Cobos-Villagrán & Raymundo 語源…シトラルテペトル(山)産の 【よく似た種との区別】 Periconia pseudobyssoides 分生子柄が分枝しない 分生子が球形 分生子表面が疣状~とさか状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり氷試料ではなくハナウド属植物の枯茎やヨシの枯稈などから分離される 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が黄金褐色~帯赤褐色ではなく黄金褐色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Periconia igniaria ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなくイギリスなどに分布する 本種と異なり氷試料ではなく様々な宿主植物の組織、葉やシュート、土壌などから分離される 本種と異なり有性世代が知られている 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子表面が幼時疣状で成熟時不規則に浅裂するとさか状装飾を有するのではなく小刺状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Periconia circinata 分生子が球形 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり氷試料ではなく根や葉などから分離される 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が黄金褐色~帯赤褐色ではなく暗褐色 本種と異なり分生子表面が幼時疣状で成熟時不規則に浅裂するとさか状隆起を有するのではなく小刺状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Periconia macrospinosa 分生子が黄金褐色 分生子が球形 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり氷試料ではなく根や生葉、土壌などから分離される 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子表面が幼時疣状で成熟時不規則に浅裂するとさか状隆起を有するのではなく小刺状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される