2024年5月13日 (仮訳)Phanerodontia属およびPhaneroites属:熱帯域から提唱されたコウヤクタケ類の2分類群 Hjortstam, K. & Ryvarden, L. 2010. Phanerodontia and Phaneroites two corticioid taxa (Basidiomycotina) proposed from tropical areas. Synopsis Fungorum. Available at: https://www.mykoweb.com/systematics/literature/Synopsis%20Fungorum%2027.pdf [Accessed May 13, 2024] 【R3-11695】2024/5/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチンで採集されたコウヤクタケ類の一種を検討し、新属新種Phanerodontia dentataとして記載した。 本属にPhanerochaete irpicoides、Pc. chrysosporium、およびGrandiniella magnoliaeの3種を移した。 また、Radulum subquercinumに対して新属Phaneroitesを提唱した。 Argentina, Misiones, Iguazu National Park, Cataratas de Iguazu (新種) Phanerodontia dentata Hjortstam & Ryvarden 語源…歯牙状の 【よく似た種との区別】 Phanerodontia magnoliae 顕微鏡的形態がほぼ識別不能なほど類似している 本種と異なり子実層托が顕著な歯牙状~針状ではなくいくぶん瘤状 Phanerodontia irpicoides 顕微鏡的形態が類似している 本種と子実層托の形状が異なる (新組み合わせ) Phanerodontia irpicoides (Hjortstam) Hjortstam & Ryvarden 旧名:Phanerochaete irpicoides Hjortstam 【よく似た種との区別】 Phanerodontia dentata 顕微鏡的形態が類似している 本種と子実層托の形状が異なる Phanerodontia magnoliae シスチジアが薄壁 子実体形成菌糸層菌糸が厚壁 本種と異なり子実層面がラデュロイド~歯牙状ではなく瘤状 本種と異なりシスチジアが稀ではなくしばしば容易に見つかる (新組み合わせ) Phanerodontia chrysosporium (Burdsall) Hjortstam & Ryvarden 旧名:Phanerochaete chrysosporium Burdsall (新組み合わせ) Phanerodontia magnoliae (Berkeley & M.A. Curtis) Hjortstam & Ryvarden 旧名:Grandiniella magnoliae (Berk. & M.A. Curtis) Zmitr. & Spirin (基礎異名はRadulum magnoliae Berk. & M.A. Curtis) 【よく似た種との区別】 Phanerodontia irpicoides シスチジアが薄壁 子実体形成菌糸層菌糸が厚壁 本種と異なり子実層面が瘤状ではなくラデュロイド~歯牙状 本種と異なりシスチジアがしばしば容易に見つかるのではなく稀 Phanerodontia dentata 顕微鏡的形態がほぼ識別不能なほど類似している 本種と異なり子実層托がいくぶん瘤状ではなく顕著な歯牙状~針状 (新組み合わせ) Phaneroites subquercinus (Hennings) Hjortstam & Ryvarden 旧名:Radulum subquercinum Henn. (基礎異名はEfibula subquercina (Henn.) Zmitr. & Spirin)