2019年7月3日 (仮訳)タバコウロコタケ科に含まれる新熱帯産の新属Phellinotus Drechsler-Santos, ER. et al., 2016. Phellinotus, a new neotropical genus in the Hymenochaetaceae (Basidiomycota, Hymenochaetales). Phytotaxa. Available at: https://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.261.3.2 [Accessed July 3, 2019] 【R3-06366】2019/7/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルの熱帯林においてジャケツイバラ属植物に発生した病原性多孔菌の一種を検討し、新属新種Phellinotus neoaridusとして記載した。 また、新組み合わせP. piptadeniaeを提唱した。 本属は肉眼的形態がPhellinus rimosusに類似するが、担子胞子が黄色楕円形厚壁で、管孔層実質が2菌糸型、肉が1菌糸型である点などが異なっていた。 Brazil, Pernambuco, Serra Talhada, Estação Experimental do IPA (新種) Phellinotus neoaridus Drechsler-Santos & Robledo 語源…(属名)Phellinus属+Inonotus属/(種小名)新(熱帯)の乾燥した 【よく似た種との区別】 Phellinotus piptadeniae ブラジルに分布する 同じマメ科植物を宿主とする 子実体が多年生 傘が扁平~蹄形 孔口のサイズの範囲が重なる 担子胞子が広楕円形~楕円形 骨格菌糸の長さの範囲が重なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりジャケツイバラ属ではなくPiptadenia属、オジギソウ属、Senegalia属、キンキジュ属、Eugenia属植物などを宿主とする 本種と異なり傘が三角形のことがある 本種ほど傘表面に亀裂が発達しない 本種と異なり肉に顕著な黒い線をあらわす 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Phellinotus piptadeniae (Teixeira) Drechsler-Santos & Robledo 旧名:Fomitiporella piptadeniae (Teixeira) Teixeira 【よく似た種との区別】 Phellinotus neoaridus ブラジルに分布する 同じマメ科植物を宿主とする 子実体が多年生 傘が扁平~蹄形 孔口のサイズの範囲が重なる 担子胞子が広楕円形~楕円形 骨格菌糸の長さの範囲が重なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりPiptadenia属、オジギソウ属、Senegalia属、キンキジュ属、Eugenia属植物などではなくジャケツイバラ属を宿主とする 本種と異なり傘が三角形のことがあるという特徴を欠く 本種より傘表面に亀裂が発達する 本種と異なり肉に顕著な黒い線をあらわすという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される