2020年11月14日 (仮訳)フランス産の瘤状の子実層托を有する2新種、Phlebia rhodanaおよびPhlebia jurassica Duhem, B. 2013. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://bioone.org/journals/cryptogamie-mycologie/volume-34/issue-4/crym.v34.iss4.2013.291/Phlebia-rhodana-sp-nov-et-Phlebia-jurassica-sp-nov-Agaricomycotina/10.7872/crym.v34.iss4.2013.291.short [Accessed November 14, 2020] 【R3-07868】2020/11/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フランスのローヌ県とジュラ県でそれぞれ採集された2種のコウヤクタケ類を検討し、Phlebia rhodanaおよびP. jurassicaとして新種記載した。 前者は子実体が背着生で厚く帯褐灰色など、担子胞子が無色短楕円形~長楕円形平滑非アミロイドであることなどで特徴づけられた。 後者は子実体が背着生で淡黄褐色~淡褐色など、担子胞子が狭楕円形~類円筒形平滑薄壁非アミロイドで、シスチジアを豊富に有することなどで特徴づけられた。 France, Rhône Department, Sérézin-du-Rhône, on the island called île de la Table ronde (新種) Phlebia rhodana B. Duhem & B. Rivoire 語源…ローヌの 【よく似た種との区別】 Phlebia columellifera 肉眼的形態が類似している 子実体の色が類似している 肉が同質で詰まっている 担子胞子の形態がかなり類似している シスチジアを欠く 本種と異なりフランスではなくニュージーランド、スウェーデンなどに分布する 本種と子実層面の表面性状が異なる 本種より担子器が不規則形である 本種と異なり担子器基部が時に厚壁のことがある Phlebia fascicularis 肉眼的形態が類似している 子実体の色が類似している 肉が同質で詰まっている シスチジアを欠く 本種より担子胞子の幅が狭い France, Jura Department, La Rixouse (新種) Phlebia jurassica B. Duhem & M. Duenas 語源…ジュラの 【よく似た種との区別】 Scopulodontia spp. 子実体の表面性状が類似している シスチジアを豊富に有する シスチジア頂部にいくぶん結晶を伴う 本種と異なり肉が褐色 本種と異なり肉が層状をなす 本種とシスチジアの形状が異なる Phlebia cremeoalutacea シスチジアの形態が類似している 本種と異なり子実体表面が平滑 本種より担子胞子のサイズが小さい Phlebia unica シスチジアの形態が類似している 本種と異なり子実体表面が平滑 本種より担子胞子のサイズが小さい