2015年11月11日 (仮訳)新種Phyllactinia poinsettiae:インドネシア産のポインセチアを宿主とするうどんこ病菌 Siahaan, SAS. et al., 2015. Phyllactinia poinsettiae sp. nov.: A new species of powdery mildew on poinsettia from Indonesia. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354015000340 [Accessed November 10, 2015]. 【R3-02368】2015/11/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドネシアのジャワ島およびバリ島においてポインセチアに発生したうどんこ病菌の一種を検討し、Phyllactinia poinsettiaeとして新種記載した。 本種は葉の下面に白色のパッチ状コロニーを形成し、脚細胞が屈曲する分生子柄に棍棒形の分生子を単生することなどで特徴づけられた。 本種は系統的にはPhyllactinia属のクレード3に属し、テレオモルフは見出されなかった。 Indonesia, Bali, Kintamani (新種) Phyllactinia poinsettiae Siahaan & S. Takam. 語源…ポインセチアの 【よく似た種との区別】 Phyllactinia kakicola アナモルフの形態が類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポインセチアではなくカキノキ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子柄の脚細胞が僅かに屈曲する~屈曲するという特徴を欠く 本種と異なり分生子が棍棒形でない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phyllactinia enkianthi アナモルフの形態が類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポインセチアではなくツツジ属、ヨウラクツツジ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子柄の脚細胞が僅かに屈曲する~屈曲するという特徴を欠く 本種と異なり分生子が棍棒形でない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phyllactinia alangii ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポインセチアではなくウリノキ属植物を宿主とする ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pseudoidium poinsettiae ポインセチアを宿主とする 宿主にうどんこ病を引き起こす 本種と異なり外部寄生菌である Leveillula clavata インドネシアに分布する ポインセチアを宿主とする 宿主にうどんこ病を引き起こす 本種と異なりインドネシアではなくアフリカ、アジア、ヨーロッパなどに分布する Ovulariopsis erysiphoides ポインセチアを宿主とする 本種と異なりインドネシアではなくベネズエラなどに分布する