(仮訳)向精神性を有する可能性のあるPsilocybe atrobrunnea種複合体の系統学的、化学的研究と分類および命名法に関する覚書
Borovička, J. et al., 2015. Phylogenetic and chemical studies in the potential psychotropic species complex of Psilocybe atrobrunnea with taxonomic and nomenclatural notes. Persoonia. …. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/nhn/pimj/pre-prints/content-nbc_persoonia_0284 [Accessed April 5, 2015].
【R3-01709】2015/04/06投稿

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3行まとめ

系統的位置が未定であったPsilocybe atrobrunneaなど5種について、複数遺伝子に基づく分子系統解析を実施した。
GC-MSによりP. medullosaから初めてシロシンおよびシロシビンを検出したが、一方でP. atrobrunneaからは検出されなかった。
また、P. atrobrunneaに命名法上の疑義を提起してP. fuscofulvaの学名を適用し、P. silvaticaおよびP. medullosaのエピタイプ標本を指定した。

(その他掲載種)

Psilocybe fuscofulva Peck
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Canada, Newfoundland, Gros Morne National Park, Berry Head Pond

(その他掲載種)

Psilocybe silvatica (Peck) Singer & A.H. Sm.
※本種のエピタイプ標本を指定した。
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【よく似た種との区別】
Psilocybe medullosa
形態的に非常に類似している
担子胞子が比較的小型
担子胞子が類楕円形
縁シスチジアが紡錘形で比較的長い頸部を有する
EF1-α+ITS+nrLSU、EF1-α、ITS、nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり米国ではなくヨーロッパに分布する
本種と異なり柄の表面および肉に青変性が知られていない
本種とEF1-α(4塩基)、ITS(4-6塩基)、nrLSU(1塩基)、IGS(8塩基)の各塩基配列が異なる
Czech Republic, Silesia, Bruntál district, Krnov-Ježník

(その他掲載種)

Psilocybe medullosa (Bres.) Borov.
※本種のエピタイプ標本を指定した。
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【よく似た種との区別】
Psilocybe silvatica
形態的に非常に類似している
担子胞子が比較的小型
担子胞子が類楕円形
縁シスチジアが紡錘形で比較的長い頸部を有する
EF1-α+ITS+nrLSU、EF1-α、ITS、nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりヨーロッパではなく米国に分布する
本種と異なり柄の表面および肉に青変性が知られている
本種とEF1-α(4塩基)、ITS(4-6塩基)、nrLSU(1塩基)、IGS(8塩基)の各塩基配列が異なる