2024年8月16日 (仮訳)インド、西ガーツ山脈において見出されたRemototrachyna属地衣およびそのTrebouxia属共生藻の系統学的洞察 Mohan, AS. et al. 2024. Phylogenetic insights into Remototrachyna (Parmeliaceae) and their Trebouxia symbionts found in the Western Ghats, India. Microbial Biosystems. Available at: https://mb.journals.ekb.eg/article_369707.html [Accessed August 16, 2024] 【R3-11980】2024/8/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドの西ガーツ山脈で採集されたRemototrachyna属地衣とそのTrebouxia属共生藻の系統関係を検討した。 形態学的、化学的、および分子系統学的解析によりR. crenataとR. rhabdiformisの共生藻を同定した。 両種が共通の共生藻を有していることから、西ガーツ山脈における共生藻の地域特異的な適応の可能性が示唆された。 (その他掲載種) Remototrachyna crenata (Kurokawa) Divakar & A. Crespo クイシウメノキゴケ 【よく似た種との区別】 Remototrachyna awasthii 地衣体の形態が類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりシリアが裂片の縁に生じる 本種と異なり裂芽先端が黒色 本種と異なり地衣成分としてサラジン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてコンスチクチン酸およびスチクチン酸を含まない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Remototrachyna rhabdiformis (Kurokawa) Divakar & A. Crespo 【よく似た種との区別】 Remototrachyna infirma(クズレウメノキゴケ) 形態的に類似している 地衣成分としてアトラノリンを含む ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり裂芽が分枝するかしない棍棒形~円筒形ではなく常に円筒形で分枝しないか珊瑚状に分枝する 本種と異なり呈色反応陽性である 本種と異なり地衣成分としてプロトリケステリン酸、カペラート酸を含む ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される