(和文題名)日本新産のArthonia phaeophysciae(ヤブレヤドリホシゴケ)(ホシゴケ科,子嚢菌門)の系統上の位置
Frisch, A. et al. 2020. Phylogenetic Status of Arthonia phaeophysciae (Arthoniaceae, Ascomycota), a Species New to Japan. The Journal of Japanese Botany. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjapbot/95/3/95_95_3_11012/_pdf/-char/ja [Accessed November 21, 2024] 【R3-12272】2024/11/21投稿

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3行まとめ

地衣生菌のArthonia phaeophysciaeを日本新産種として報告した。
本種は関東地方(茨城県、栃木県、東京都、神奈川県)でケヤキ樹皮上などのPhysciella melanchraおよびPhaeophyscia属の一種に発生していた。
分子系統解析により本種がホシゴケ科のBryostigmaクレードにおいて単系統群を形成することを確かめた。

(日本新産種)

Arthonia phaeophysciae Grube & Matzer
ヤブレヤドリホシゴケ
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【よく似た種との区別】
Arthonia epiphyscia
同じムカデゴケ科地衣を宿主とする
形態的に類似している(以前に誤同定されたことがある)
本種と異なり日本および韓国から報告されていない
本種と異なりPhyscia属の様々な種を宿主とする
本種より子嚢果が表在性であり、宿主の地衣体表面から明確に破出することがない
本種と異なり子実下層が淡褐色ではなく濃褐色である