2014年2月24日 (仮訳)タバコウロコタケ属および近縁属の系統分類 Parmasto, E. et al., 2014. Phylogenetic taxonomy of Hymenochaete and related genera (Hymenochaetales). Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-013-0891-9 [Accessed February 23, 2014]. 【R3-00428】2014/02/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 形態・アイソザイム分析・分子系統解析に基づき、タバコウロコタケ属(広義)の菌の種の境界について議論した。 Hydnochaete olivaceaをPseudochaete属に、Dichochaete setosaをタバコウロコタケ属に、それぞれ移した。 また、タンザニア産のHymenochaete koeljalgiiを新種記載した。 Tanzania, Tanga Region, East Umbara Mts., Amani (新種) Hymenochaete koeljalgii Parmasto 語源…エストニアの菌学者、Urmas Kõljalgに献名 【よく似た種との区別】 Hymenochaete floridea LSUに基づく分子系統解析で近縁 LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hymenochaete innexa 帯褐色厚壁のハイフィディアを持つ 本種と異なりタンザニアではなくアジア・オーストラレイシア・オセアニアに分布する 本種と異なり子実体の縁部がクモの巣状の繊維状になる 本種と異なり菌糸層を欠く 本種より剛毛が長い 本種より剛毛の幅が狭い 本種と異なりデンドロハイフィディアを持つ (新組み合わせ) Pseudochaete olivacea (Schwein.: Fr.) Parmasto 旧名:Hydnochaete olivacea (Schwein.: Fr.) Banker (新組み合わせ) Hymenochaete resupinata (Sw.) Parmasto 旧名:Dichochaete setosa (Sw.: Fr.) Parmasto (その他掲載種) Pseudochaete corrugata (Fr.: Fr.) S.H. He & Y.C. Dai ヒビウロコタケ (その他掲載種) Hymenochaete episphaeria (Schwein.: Fr.) Massee