(仮訳)Phanerochaete属の系統、分岐年代、歴史生物地理と韓国産2新種
Cho, M. et al. 2026. Phylogeny, divergence time and historical biogeography of Phanerochaete (Basidiomycota, Polyporales), with a description of two new species in Korea. IMA fungus. Available at: https://imafungus.pensoft.net/article/204198/ [Accessed August 24, 2026] 【R3-14198】2026/8/24投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

韓国全土で2010–2024年に採集されたPhanerochaete属72標本について分子系統解析、分岐年代推定、歴史生物地理解析を実施した。
14種を認め、そのうちP. koreanaとP. membranaceaの2新種を記載した。
本属の起源は前期白亜紀、平均クラウン年代は101.66 Myaと推定され、RASPによる祖先分布域復元からアジアが起源の中心であることが示唆された。
韓国江原特別自治道平昌郡珍富面五台山国立公園

(新種)

Phanerochaete koreana M. Cho & J-J. Kim
語源…韓国の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phanerochaete albocremea
韓国に分布する
子実体が白色〜クリーム色
子実体が革質
シスチジアを欠く
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国における分布が知られている
本種と異なり子実体の縁部が根状菌糸束状ではなく顕著な不稔である
本種より担子器のサイズが小さい
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete citrinoalba
東アジアに分布する
子実体が白色〜クリーム色
子実体が革質
シスチジアを欠く
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり子実層面に亀裂を生じる
本種より担子器のサイズが小さい
本種より担子胞子が長い
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete shenghuaii
東アジアに分布する
子実体が白色〜黄色
子実体の縁部が根状菌糸束状
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種より担子器のサイズが小さい
本種より担子胞子が長い
本種と異なり子実体形成菌糸層菌糸に顕著な結晶を伴う
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete brunnea
東アジアに分布する
シスチジアを欠く
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり子実層面が白色〜淡色ではなく帯灰褐色である
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete canobrunnea
東アジアに分布する
シスチジアを欠く
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく台湾などに分布する
本種と異なり子実層面が白色〜淡色ではなく帯灰褐色である
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete cinerea
東アジアに分布する
シスチジアを欠く
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり子実層面が白色〜淡色ではなく帯灰褐色である
Phanerochaete avellanea
シスチジアを欠く
本種と異なり子実層面が白色〜淡色ではなく黄色〜褐色である
Phanerochaete spadicea
東アジアに分布する
シスチジアを欠く
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり子実層面が白色〜淡色ではなく帯褐色である
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete fissurata
東アジアに分布する
シスチジアを欠く
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり子実体が著しく亀裂を生じる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
韓国慶尚北道星州郡修倫面伽倻山国立公園

(新種)

Phanerochaete membranacea M. Cho & J-J. Kim
語源…膜質の(子実体の質感から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phanerochaete alpina
東アジアに分布する
子実体が淡褐色
子実体の縁部が長縁毛状
シスチジアが顕著な結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり子実層面が黄褐色である
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種よりシスチジアの幅が狭い
本種と異なりシスチジアが円筒形〜類紡錘形ではなく狭円筒形である
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete castanea
東アジアに分布する
子実体の縁部が長縁毛状
シスチジアが顕著な結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり子実層面が類白色である
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種よりシスチジアの幅が狭い
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete citrinorhizomorpha
東アジアに分布する
子実体の縁部が長縁毛状
シスチジアが顕著な結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり子実層面が帯桃色である
本種より担子器のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete livescens
東アジアに分布する
子実体の縁部が長縁毛状
シスチジアが顕著な結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく台湾に分布する
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なりシスチジアが円筒形〜類紡錘形ではなく人参形〜瓶形である
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete minor
東アジアに分布する
子実体の縁部が長縁毛状
シスチジアが顕著な結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種よりシスチジアのサイズが小さい
本種より担子器のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete alnea
子実体が背着生
子実体表面が平滑
シスチジアが結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなくヨーロッパおよび北米などに分布する
本種と異なり被子植物のみではなく被子植物と裸子植物の双方に発生する
本種よりシスチジアが長い
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete rhodella
子実体が背着生
子実体表面が平滑
シスチジアが結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく北米などに分布する
本種と異なり担子胞子が狭楕円形〜円筒形ではなく楕円形である
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete sordida(ウスキイロカワタケ)
韓国に分布する
子実体が背着生
子実体表面が平滑
シスチジアが結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国における分布が知られている
本種と異なり被子植物のみではなく被子植物と裸子植物の双方に発生する
本種と異なり担子器が類棍棒形ではなく棍棒形である
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phanerochaete velutina(チャカワタケ)
東アジアに分布する
子実体が背着生
子実体表面が平滑
シスチジアが結晶に覆われる
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく台湾などに分布する
本種と異なり被子植物のみではなく被子植物と裸子植物の双方に発生する
本種よりシスチジアが長い
ITS+nrLSU+tef1+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される