2022年3月6日 (仮訳)ミャンマーにおいてヤシ糖から分離された耐カチオン性の新種の酵母、Pichia myanmarensis Nagatsuka, Y., Kawasaki, H. & Seki, T. 2005. Pichia myanmarensis sp. nov., a novel cation-tolerant yeast isolated from palm sugar in Myanmar. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.63558-0 [Accessed March 6, 2022] 【R3-09299】2022/3/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 東南アジアにおいて様々な発酵食品から分離された耐塩性酵母を検討した。 そのうちミャンマー、マンダレーのラム酒蒸留所においてヤシ糖から分離された1菌株がPichia anomalaと別種であることを示し、P. myanmarensisとして新種記載した。 本種はP. anomalaとD-アラビノースを資化可能で、37および40°Cで生育可能である点などが異なり、DNA-DNAハイブリダイゼーションでも明らかに異なっていた。 Mandalay, Myanmar (新種) Pichia myanmarensis Nagatsuka, H. Kawasaki & Tats. Seki 語源…ミャンマー産の 【よく似た種との区別】 Pichia anomala ミャンマーに分布する 食品から分離される 主要なユビキノンがQ-7である nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドネシア、タイにおける分布が知られている 本種と異なりパーム糖ではなくバナナ、赤米、発酵もち米などから分離される 本種と異なりD-アラビノースを資化不能 本種と異なり37および40°Cで生育可能という特徴を欠く nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される