(仮訳)中国雲南省の草地植生に見出された多型の新属新種Dematiomelanomma yunnanense
Gao, Y. et al. 2023. Pleomorphic Dematiomelanomma yunnanense gen. et sp. nov. (Ascomycota, Melanommataceae) from grassland vegetation in Yunnan, China. MycoKeys. Available at: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10394607/pdf/mycokeys-98-273.pdf [Accessed October 28, 2024] 【R3-12200】2024/10/28投稿

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3行まとめ

中国雲南省の草地においてオトギリソウ属およびキイチゴ属植物の枯茎に発生した菌を検討し、新属新種Dematiomelanomma yunnanenseとして記載した。
本種は有性世代と無性世代の両方を有し、シンアナモルフも有するという複雑な多型性を示していた。
子嚢果は球形~類球形で中央部に孔口を有し、子嚢胞子は楕円形~紡錘形で石垣状、大分生子は褐色石垣状、小分生子は無色球形~長楕円形であった。
中国雲南省昭通市大関県

(新種)

Dematiomelanomma yunnanense Y. Gao, Wanas., H. Gui & K.D. Hyde
語源…(属名)褐色のMelanomma属/(種小名)雲南産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Camarographium abietis
分生子が暗色
分生子が楕円形~紡錘形
分生子が石垣状で隔壁が斜めである
本種より大分生子形成細胞が長い
本種と異なり大分生子形成細胞が樽形ではなく円筒形
Myxocyclus polycystis
分生子の形態が類似している
本種と異なり分生子果が分生子殻ではなく分生子層である