2021年3月23日 (仮訳)インド産のクロイボタケ綱の新種、Polycoccum ochvarianum Joshi, Y., Falswal, A & Halda, JP. 2017. Polycoccum ochvarianum – a new species of Dothideomycetes from India. Sydowia. Available at: http://www.sydowia.at/syd69/T16-Joshi.htm [Accessed March 23, 2021] 【R3-08254】2021/3/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドにおいてトリハダゴケ属、ニクイボゴケ属、およびフタゴトリハダゴケ属地衣に生じた地衣生菌の一種を検討し、Polycoccum ochvarianumとして新種記載した。 宿主の変形や退色は認めず、本種と宿主との関係は片利共生と考えられた。 また、トリハダゴケ属地衣を宿主とする4種をインド新産種として報告した。 India, Madhya Pradesh, Anoopur district, Amarkantak, Mai ki Bagia (新種) Polycoccum ochvarianum Y. Joshi 語源…Ochrolechia属+Varicellaria属 【よく似た種との区別】 Polycoccum squamarioides 同じトリハダゴケ属地衣を宿主とする 子嚢胞子の下部細胞のサイズが大きい 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 本種と異なりPhlyctis属およびチャシブゴケ属地衣が宿主として知られている 本種と異なり子嚢殻が単生するのではなく集まりをなして生じる 本種と異なり子嚢殻がI+橙色ではなくI陰性 本種より子嚢のサイズが小さい 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Polycoccum epizoharyi 地衣生菌である 子嚢殻がI陽性 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 本種と異なりトリハダゴケ属、ニクイボゴケ属、およびフタゴトリハダゴケ属ではなくスミイボゴケ属地衣を宿主とする 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Didymocyrtis bryonthae 同じトリハダゴケ属地衣を宿主とする 本種と異なり子嚢殻が単生するのではなく密な集まりをなして生じる 本種より子嚢の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子が単列または2列ではなく単列で配列する 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり無性世代が知られている (インド新産種) Arthonia pantherina Etayo (インド新産種) Opegrapha anomea Nyl. (インド新産種) Roselliniopsis tartaricola (Nyl. ex Leight.) Matzer (インド新産種) Weddellomyces periphericus (Taylor) Alstrup & D. Hawksw.